はらりはらりと

 はらりはらりと落ちゆく花びら


 太陽の光に照らされながら


 優しい風に運ばれて


 はらりはらりと落ちゆく花びら




 はらりはらりと落ちゆく葉っぱ


 雲の影から覗く光に照らされながら


 優しい空気に乗っかって


 はらりはらりと落ちゆく葉っぱ




 はらりはらりと落ちゆく枯葉


 曇り空から微かにこぼれる光を見ながら


 優しい風に運ばれて


 はらりはらりと落ちゆく枯葉




 はらりはらりと落ちゆく蕾


 雨の雫に反射する自身に気付かされながら


 優しい雨に当てられて


 はらりはらりと落ちゆく蕾











――――――――――――――――――――――


期待で胸いっぱいだった若い頃とは反対に、今となっては辛い現状を表現していたような憶えがあります。

進むにつれてどんどん小さくなっていく花はどんな気持ちだったのだろうか。

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詩集 終わらない詩 pan @pan_22

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