第6話 入団試験(2)
地面に鳴り響く豪打の音、裏返る地面、灼熱に燃える
第一次試験もクライマックス、残るは3人。お互いに貴族一家の息子である炎の魔術師バーンと土の魔術師ロンドは、企みを仕掛けていた...。
「おぃてめぇ、アイツが気に食わないだろう?…」
「口調が悪いな君は、だが、俺も同感だ!」
「「下民が昇ろうなど浅はかで許されない!・・・」」
「!?…(急に連携らしき戦い方を見せてきたな、)」
あまり驚く間もなかったが魔術をひらりとかわすルイスが許せなくなった二人はついに一騎打ちを仕掛け、ルイスはバーンに不利になる一撃を食らってしまった。
体が焼けるように熱く、ひどいやけどで、起き上がるのもままならない。ルイスがとどめを刺されそうになったその時!
「ォッラァーーー!!!」
なんとひとっ飛びで観客席を越えたハオが、ルイスを抱えて避けたのだ!…
観客は騒然とし、審査員である各騎士団団長たちも目を光らせる。
「大丈夫か!?ルイス!…」
「「てめぇ...」」
二人が迫ってくるが、ハオはもろともしない。ルイスがくれた装備があるのだから。
「お前ら!許せるかよ!!!」
バーンの炎を多少喰らいながらうまく避け、渾身のパンチを食らわせた。
それをよく思わないロンドが後ろから魔術で不意打ちを仕掛ける。
「"土造形魔法:
「…ッ!?」
ルイスが風魔法の援護によって、ハオを守った。ハオはルイスに感謝をしてルイスを立ち上がらせた。
続く
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