第3話 改めて
七瀬さんの説明によると俺が殴られたあとそのまま倒れて駆けつけた警察によって病院に連れてこられたらしい、少し腫れているが体には特に異常もないらしいのでそこは良かった
でも病院まで面倒を見てもらった七瀬さんには少し申し訳ないそれを察してか
「気にしないでください、だいたい私のせいで先生が殴られたんですから、それに...凄くかっこ良かったですよ...」
「ん?何かいったか?」
「いえいえ!何でもないです。それより先生はもう平気なんですか?どこも痛くありませんか?」
そう言って色白の綺麗な手が俺の頬に伸びてくる
急に七瀬さんが近づき女性特有の甘い香りが強くなるどんどん近づいてきて彼女の顔が俺の目の前にお互いの息がかかる距離にドキッとする。
「やっぱりまだ腫れてますね、私のせいで先生が...」
「もう、本当に俺は大丈夫だよそんな泣きそうな顔しないで可愛い顔が台無しだよ」
「へっ、かっ可愛い?で、ですよね私が弱気になったらせっかく先生が助けてくれたのに駄目ですよね」
そう言って七瀬さんは微笑、顔が良いから何しても心に悪い
「そういえば結局こんな事になっちゃったから全然話せてないよね?この後どこか話せるところに移動する?」
「あ、そうでした私たち何も仕事の事話せてないですね、まだ時間もありますしそうしましょうか」
「うん、それじゃあまずは病院を出ようか」
そう言って俺たちは病院を後にし近くのファミレスに入った
「はぁ、何だかようやく休める気がするよ、あと朝からいろいろあって何も食べてないからここでご飯食べていかない?」
「はい、私も丁度同じ事をを思っていました」
そして2人は食事を注文しご飯を食べ終えた頃改めて本格的に仕事の会話へと移っていた
「改めましてこんにちは俺のはイラストレーターのサトウ、サトウはペンネームだから
本名は宮西涼太これからよろしく」
「もう知っているかもしれませんが、私の名前は七瀬陽菜です今先生が描いている絵の中身です」
そう言って七瀬さんは自己紹介を終える
そして俺は改めて彼女を見る服装は白と黒のワンショルダーワンピース、彼女の少し幼い感じにしては大人っぽい服装だ、だがスタイルが良いせいか様になっている、そのせいか
とても大人びて見えるが多分まだ高校生だろう、絹のように白い肌不純物のない綺麗な青色の目そしてなんと言っても日本人離れした銀髪に俺が今描いている絵のキャラ見たいだ、俺が見惚れていると
「あの?先生どうしたんですか私の顔をまじまじみて付いていますか?」
「いや、大丈夫何も付いてないよそれよりもさっそく今日も持ってきた絵の話ししてもいい?」
「はい!私先生の絵を生で見るのずっと楽しみにしいました」
「それじゃあ楽しみにしてる様だからさっそく」
そう言って俺はカバンの中からパソコンを出して見せる
そこには七瀬さん見たいな銀髪に夜空みたいな目
夜空をイメージした衣装に星を散りばめたセットアップ
「わぁ、これが先生の描いた絵、そしてこれからのVTuberとしての私、スカートにたくさん星が付いてて、可愛い!」
「はは、そんなに喜んでもらえて良かったよそれでこのキャラのイメージは星だよね?だからいろいろ星のアクセサリーを服とかに付けてる感じで描いたよ」
「ありがとうございます私し星凄く好きなんです私も夜空に輝く星みたいにみんなを照らす存在になるのが夢なんですだからその夢を叶えるためにVTuberになりたいんです」
「そうなんだいい夢だね、」
「ふふっ、私先生がママで本当に良かったです何だか凄く恵まれてる気持ちです」
「俺もこんなに感謝されたらもっと絵描きたくなってきたよ」
そんないろいろな話をしていると外はすっかり暗くなり
「あ、もうこんな時間だもう暗いからこの辺で終わりにしょうか」
「そうですね夢中になり過ぎて時間を忘れてずっと話していました、もう少し話したかったけど...」
最後の方何だか七瀬の声は小さくなっていくあまり聞き取れなかったが気にしないでいよう
「そして俺たちは店を出るすっかり外は満点の夜空に変わっていたなんだか久しぶりに星見たけどこんな綺麗だったんだな俺がそう呟くと」
「そうですね、私はよく夜空を観察するので久しぶりな感じはないですが星空は凄く綺麗です」
「なんだか綺麗な景色を観たのも久しぶりだ何だか気に入っちゃった」
「それは良かったです星を気に入ってくれていつか一緒に天体観測でも...いえ何でもありませんでは私はそろそろ帰りますね、本日はありがとうございました」
七瀬はそう言って綺麗なお辞儀をして去っていく
俺は影が見えなくなるまで見送った
「はぁ、何だか今日はすごく疲れたな...天体観測観測か...暇ができたら行きたいな、まぁ当分暇な時間は無いだろうが...」
七瀬陽菜side
「はぁ今日は何かいろいろあったそれにしてもかっこよかったな...先生それに絵もめちゃくちゃ良かったし先生が描いてくれた...私、星みたいになりたいって、子供っぽいこと言っても笑顔で賛成してくれた本当に先生凄いなぁ...」
陽菜は今日は起きたいろいろな事を思い出す特にナンパに絡まれていた時に、助けてくれた先生の姿を見ず知らずの女の子を身を呈して姫を守る王子様見たいな姿、サラサラした綺麗な髪をくるくると結びながら白い頬を紅色に赤らめベットで悶々としていた、そして陽菜はある事に気づく
「あっ、先生と連絡先交換してなかった...今度会うのいつかなぁその時に交換したいなぁ...」
そしてその姿はまさに初恋に揺れる無垢な少女の姿だった
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あとがき
皆さまこの作品をご覧になってありがとうございます、よろしければ☆や感想、応援してもらえるとモチベーションに繋がりますでは、ありがとうございました
あと登場人物の年齢を書いていなかったので描きときます
宮西涼太 「20歳」
七瀬陽菜 「18歳」
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