警察〜特別捜査部隊〜
@saeri68
第1話
青い空の下雀が泣いているそっと1枚の桜が落ちた。「春が来たなーもうすぐ着くかな?」桜を見ながら1人の少女が呟いた。
「おーい桜仕事に遅れるぞー」
スーツを着た父が私に向かって叫ぶ
「わかってるよ。」
晴れ晴れとした表情で叫ぶ
走って父に追いつくと父は、ビルに入って行った。
私は、初めてのビルに少し動揺したが遅れては、行けないと思い走った。
中は、人がいっぱいいて父は、色々な人に話しかけている。
イケメンな男性は、笑顔で父に話している。
「おはようございます。内山刑事」
父も笑顔で答える。
「おはよう潮見刑事この子俺の娘今日から警察官。」
父は、急に私に、話を降ってきた。童謡しながらも
「おはようございます。内山桜です。年齢は、12歳です。よろしくお願いします。」
挨拶は、笑顔で終了させた。
ビルと言ったもの実際仕事場は、ビルの一角狭かったが私には、ちょうどいいスペースだった。
自己紹介をすると15歳で警察官になるのは、おかしいと笑われたが私と組んでくれる人だけが「15歳で警察かっこいいね。俺、潮見悠那よろしく。」最後に口を出して笑ったので心を許した。
「桜ちゃんだよね。」
さっき心を許しかけたのに一気に気分が下がった。なぜなら私はちゃん付けされるのが苦手だ。私は、思い切って「ちゃんずけしないでくれませんか。私ちゃんずけされるのがすっごい嫌で。」優しく言ったら普通にわかったと言っくれた。
その後も潮見刑事は、ビルの中を案内してくれた。一緒にこれから捜査する時に乗る車や白バイも見せてくれた。
明日から実際に仕事が始まる。
「今日は、ありがとうございました。明日からよろしくお願いします。」軽くお礼を言ってビルを後にした。
父が初の仕事をお祝いして寿司食べない?とニコニコで聞いてきたので私は、今焼き肉の気分だったけど父があまりにも嬉しそな顔をしていて断るに断れず寿司屋に言った。
私は、中学の卒業式で卒業したら何する?と友達に聞かれて「警察官になるよ」と自信満々に応えると「えっ警察官て資格が必要だよ!大学まで行かないとなれないよ」と引かれた
だから私は、警察官になった理由は、誰にも言わないつもりだ。
次の日から本格的な仕事に着いた。
今日は、潮見先輩とパトロールに行くことになっていた。
それまでは、パソコンの使い方などを練習した。
パトカーに乗ると今まで体験したことの無い緊張感が生まれた。
車を走らせて30分ぐらい担った時急に潮見刑事が、「あの車スピード違反に該当するスピード追いかけるよ!」
私は、思わず「えっあ、はい」
私の返事を聞かずに車は、スピードをあげていた。
潮見刑事は、無線みたいなので
「前の車止まってください。」
とさけんでいる。
私は、ちらりと前の車の運転席が見えた。運転手は、にやりと笑った。
前の車は、数メートル進むと止まったので私達も車から降りた。
車の運転手は、「なんだよ!こっち急いでんだけど」すごい剣幕でキレた後車を発進させようとしたので先輩は、「まてまだ話は、終わっていない。おりろ」いつもの先輩と違った。真剣だった。
車の人は、諦めたのかすぐに出てきた。
先輩は、色々説明したあと「規定のスピードを大幅に上回っているのでスピード違反になります。幸いにも怪我人も出なかったので罰金10000になります。」
「わかったよ!ほら10000」
面倒くさそうにお金を渡された。
だがよく見ると1000円お金には、書かれていた。
「先輩これ10000円じゃなくて1000円です。」今まで出したことのないぐらい小声で喋った。
先輩が、お金を変えて貰おうと車に近づいたので私は、とっさに「私にやらせてください」
自信満々に言ったのを言って直ぐに後悔した。
私は、勇気をだして車に近づいた。
「あのーこれ10000円じゃなくて1000円なので10000円に変えてください。」
自分なりに優しく言ったつもりだった。
「は?お前誰どうして知らない人に怒られないと行けないの?」
何故か私が責められた。
私は、少し優しく「特別捜査部隊の内山です。罰金払ってください。」
「は?お前何歳だよ!警察官気取りかよ!どうせ警察官じゃねーだろ」
私は、ムカムカした。
「年齢なんて関係ない。15歳であっても免許は持っている。」
自分がこんなにも低い声を出せるんだとびっくりした。
「まー警察官だってことは、認めるただ俺は、今10000円札を持っていない。」
諦めたのか向こうは、自白した。
「あなた名前は?」
私は、名前を聞いていないことに気がついた。
「琴城健一だよ! それがなんだ。」
不機嫌そうな声にまた戻った。
「健一さんスピード違反をしたのにも関わらず罰金を払わなかった罪で逮捕します。」
私は、憲法でかいていたことを思い出した。違反をして罰金を払わない場合は、逮捕することができる。
「わかったよ。」
彼は、あっさり手を出した。
「10時2分スピード違反で逮捕します。」
私は、勢いよく言葉をはっしパトカーに乗せた。
「凄かったね!内山刑事」
私は、先輩に褒められたのも嬉しかったけど何より刑事に昇格できたことが嬉しくて自然と笑みが溢れた。
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