おかえり、日常(「作った」番外編)
隅田 天美
おかえり、日常。またね、年末年始
私の子供の頃。
つまり、今から四半世紀以上前はネットも今のように高品質ではなかったから年賀状が個別に大量に来ていた。
それを見た両親の嫌がる顔が印象的だ。
コンビニも近くになく、スーパーなどは軒並み閉店。
デパートだけは開店していて父に車を走らせてデパートで母の荷物持ちをしていた。
もっと前の記憶になると、今は無き祖父の家で親族がそろい、庭先で杵と臼で餅をついていた。
さて、現在。
私は今年でついに四十の坂を下ることになる。
今年は色々やってみるつもりでいるつもりだ。(確定にするとメンドクサイ)
「そして、鬼になる」は当分のストック(投稿予約)をしてある。
新作の構想もちょこちょこ動き始めている。
今は「何を調べるべきか?」を考えるところだ。
年末から年始にかけて、私は『衛宮さんちの今日のごはん』関連の料理を再現して、その様子を書いた。
だが、普段からそんなに丁寧な生活はしてない。
むしろ、不摂生な生活をしている。
だから、明日(今日が2025.01.05)に向けて、出来るだけ良いスタートが切れるようにする。
幸いにして、今の私に特別なこだわりはない。
ルーティンはある。
私は、実は長期休暇などが苦手だ。
嫌いではない。
ただ、ルーティンが変わる。
例えば、正月休みなら普段観るニュースやドキュメンタリーが時間移動したり休止する。
ジムでトレーニングもできない。
年賀状があれば、「正月だ」と思うが、年賀状じまいする人もいる。
年配の方で知的な方なら「NHKの第九もいいぞ」というかもしれないが、その前に寝るのが私だ。
一応、歳神様をお迎えして、神社で手を合わせおみくじを引く。
今年は中吉だったのでおみくじを縛る縄に結んだ。
昨日からジムが再開した。
「あけましておめでとうございます」という言葉で私は正月を実感する。
今日は、三十分のウォーキングをして来週のことを考えた。
実は、ちょっと銀行に行く用事がある。
あと、病院にも行かなかければならない。
帰宅してコンビニで買ったカット野菜とブラジル産の三割引きの豚肉を鍋で軽く炒めて規定量の水を入れてインスタントラーメンを作る。
テレビをつけるが、テレビはまだ、正月だった。
麵をすすりながら思う。
「おかえり、日常」
先人たちが言っていた。
「どんな商売でも仕事の資本は体と脳みそだ。だから、無理をしない。戻らない過去や未来を憂いたり後悔するのならば、同じ失敗をしないようにちゃんと体調を整えろ!」
おかえり、日常(「作った」番外編) 隅田 天美 @sumida-amami
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