総評

上位三作品は審査員側も予想していなかった大接戦でして、1位と2位と3位の差は「ここが優れている」「ここが劣っている」というよりも、各審査員の好みや価値観が三すくみのように作用しあいながら結果的にかなり公正な審査になったように感じています!


主催者自身が評価できないと思った部分でも、他の審査員が評価することがある。

今回、審査員を3人にして良かったと思う点がここですね。


また、今回は審査を『上限を設けた上での加点式』で付けております。

『ここができていないから減点!ここの描写が甘いから減点』というやり方ではなく、審査員たちの中にいわゆるラインがあり『9点のラインを超える描写があれば9点、7点のラインを超える一文があれば7点』みたいなやり方です。


ですので、もしも審査の方法が減点方式だったら全く違う結果になっていたとも思います。


順位や点数が低かったからと言ってあまりに気にし過ぎず、自分の表現したいものを書いていってください。

クリエイターに必要なのは意見を取捨選択することというのが私の考えです。

ですが、こういう同じテーマで誰かと作品をぶつけ合い、審査員から同じ審査基準で審査をされるという機会は貴重だとも思っているので、上手く血肉にしていただければと思います。


一方、上位で我々審査員から点数をもぎ取ってくださった皆様方は、ごく小規模のコンテストでの上位入賞という形ではありますが、盛大に誇らしく思って頂ければ幸いです!

ただ、今回どなたも我々から審査項目で『10点満点』を勝ち取った参加者が実はいなかったので……今度はこの生意気な審査員たちから10点もぎ取ってやる!くらいに思って頂ければ幸いにございます!


また、こういう形で3、4ヶ月に一度くらいのペースでコンテスト形式の自主企画を開催できれば良いなと思ってるので、覚えていれば懲りずにまた参加してやってくださいませ!

この度は、当自主企画にご参加いただき、本当にありがとうございました!

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