宇宙の色
たとえば
真っ暗な宇宙に
放り出されたら
そこは
すべての色を包含した
億千万の色の海
手当たり次第に
色名をつけてゆけば
終わることなく
宇宙を彷徨うことになる
あの日の空の青
かの日の空の蒼
あの日の花の赤
かの日の花の
うつろう色
かがよう光
色彩の
おそろしいほど広く
とけてしまいそうに
美しい
亜空間の囚われ人は
つきることのない色に
呼び名をつけ続ける
新しく生まれた星が
死んでもなお
天罰のように
道楽のように
永遠に
https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16818792438622038946
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます