はじめての精神科入院
齢8年
まえがき
「精神科病院」
この言葉を見た時、あなたは何を思うだろうか。普通に生活している分には縁遠いものだと思うだろう。うつ病に限って言えば人口の1~3%に見られるという感じなのだが、この数値だけ見れば「なんだ、そんなにいねえな」「大したことないんかな」とも思うかもしれない。
だがしかし、精神病というものは存在する。
これは私が精神科に入院し、人生が一変した(もちろん悪い方に)経験を綴ったノンフィクションエッセイである。健常に生きている人にも、悩みを抱えた人にも読んでみてほしい。あなたの知らない病気の世界が、そこには広がっていたのだから。
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