僕とボク
奇想の森
第1話 記憶
『自分には子供の頃から、幾つかの鮮明に憶えている記憶がある』
何故かそれらは、全て生命の危機に関する記憶である。だが、当たり前すぎる。それらの記憶について、誰にも話す事はなかった。
一番古い記憶は3歳の誕生日に庭の池に落ち、叔父さんに助けられたら記憶である。輝く太陽と澄んだ水の感触はいまだに鮮明に憶えている。
そのような記憶を何度かしており、そのたびに怪我らしい怪我をしていないことに、中学生になる自分は、昨晩も湯船で意識を無くしたのを姉に助けられた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます