第4話

「そもそも!右に開けて欲しいんだけど!」

「あ?」

「シロは私の左に座ってるじゃん?左耳に開ける気満々でしょ?」

「右も左もどうでもいいだろうが」

「そうだと思います」


あんまりにもシロがイラついてるから、もう諦めて左耳でもいいやって思えてきて瞼を閉じた。


私の頬にまたシロの指が当たる。

万年寝太郎のシロは常に体温が高いらしくて指が触れた頬がヒリヒリしそうなくらい熱い。


この熱に集中しよう。

他の事は考えず、この熱さに集中しよう。


そう思ってグッと奥歯を噛みしめてその時を待ってたら、不意に耳たぶに当たったピアッサーの冷たさにビックリして体を飛び上がらせた。

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