第3話
「ちょっとタイム!深呼吸させて」
「はあ?」
「ほら、緊張感を解きほぐさないと」
「こんな事に緊張もクソもねえだろうが」
シロはうんざりしながらピアッサーを手にしている。
ピアス開けて。
確かに私はそう言ったけど、何も直ぐにじゃなくていいじゃんか!
ってシロに言ったら「めんどくせえからさっさとやる」らしい。
カウンターにスタンバっていたピアッサーを見つけると、私の耳ににじり寄ってきた。
私にはシロがなんだか鬼か悪魔に見えた。
コイツ、絶対私で遊んでる。
ヒーヒー喚く私を見て楽しんでる。
マジ変態。
そんな変態シロにピアス開けてって頼んだのが間違いだったんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます