AM1:50

第36話

途中コンビニで飲み物とお菓子を買ったら、少し時間がかかってしまった。


財布を持ってこなかったのは失敗だったけど、チップを少しポケットの中に入れておいて良かった、と若葉は思った。


右手にぶら下げているのはコンビニの袋。

そして左手には小さな箱。


すっかり遅い時間になってしまったけど、あとはシャワーを浴びて朝まで眠るだけだ。


その夢の中でタカさんに会えたら良いのに、と思いながら閑散とし始めた街中を歩いた。



例えば今ここで偶然にもタカヒロと再会したら。


自分はどういう感情で彼の顔を見るのだろうか。

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