第2話

ピンクの照明。窮屈な座席。唐突に立つポール。


そして鼓膜を破る勢いで鳴り響くBGM。



いわゆるキャバクラに飽きた、もしくは金銭的に行く余裕のない男性をターゲットにしたガールズバー。


カウンター越しの接客はスナックと同じ手法だが商品となる女性の質が断然違う。


若く、今時で、カジュアルな。

今の世の男達が求めるものとフィットした女達が接客をしてくれる。



ここは更に一歩先を行くガールズバーだった。



都心の繁華街にある『マーベラス』は半年前のオープン以来連日大盛況。


水商売が苦戦を強いられている昨今、売り上げをグングン伸ばしている注目の店だ。



その理由は簡単。



接客する女が揃いも揃って下着のような際どい姿をしているからだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る