眠れるヴィーナス
第1話
一年間の浪人生活を経て、晴れて大学生となった4月。
ウキウキしながらパイプ椅子に座っていたのはもう7時間も前。
「じゃあ新入生にかんぱ~い!」
今は大学から程近い大衆居酒屋の広間に座ってた。
右手にはウーロン茶の入ったグラス。
「よーこそ!可愛い後輩達!」
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