エレベーターから見る時間
天川裕司
エレベーターから見る時間
タイトル:エレベーターから見る時間
その日、私はエレベーターに乗って居た。
私が住んでる高層マンションはエレベーター付き。
そこで私はまるで、
時間の流れを見て居るかのようだった。
2階に着いた時、
向こうに女の子が1人居るのを見つけた。
3階に着いた時。
「…あれ?あの子、さっきの子?」
多分さっきの子がまた廊下の向こうのほうに居り、
その横に男の子が1人居た。
4階に着いた時。
また向こうの廊下の方で、
その女の子は男の子に暴力を受けて居た。
あまりに遠かったから
そのまま私はエレベーターで上階へ。
5階に着いた時。
廊下の向こうの方でその女の子が倒れて居た。
女の子の周りには
暗い水のようなものが広がっており、
おそらく血?
6階を通り過ぎ7階に着いた時。
もう廊下はいつものような
日常の光景を映し出し、
私は自分の住む部屋に
いつものように帰って行った。
部屋に戻って
6階を通り過ぎる時のことを思い出すと、
なにか、暗闇を通った気がした。
それから3日後。
1人の女の子が廊下で
私があの時見たのと同じような形で
遺体になって居るのが発見された。
聞けば数年前。
同じような形で女の子が廊下で暴力を受けた末、
あんな形で横たわって居た事件があったと言う。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=2L7FWeTQ7j0
エレベーターから見る時間 天川裕司 @tenkawayuji
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます