第2話

「千草?」



「何・・・?」



「何かぼんやりしてない?」



「そう?」



そう言われて慌てて箸を進める





焦るように取り繕う私に首を傾げるこの男は、4つ年下の・・・・




‘彼氏’










「アキ・・・日曜なんか予定ある?」




「あー・・・千草もしかして休み?」




「うん・・珍しく」



苦笑いしてそう答えると申し訳なさそうに頭を掻く




「都合悪い?」



「ごめん、会社のヤツの結婚式なんだよ」



「・・・あー・・・それは仕方ないでしょ」



「ごめんな」




そう言って笑うアキに私も笑った






‘結婚’




私はいつ出来るか分からないソレ

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