異世界でほどほどに頑張る
トゥース
第1話 異世界へ
「は?どこだよここ?」
気がついた時、俺山本弘昌(19)は何も無い白一色の空間にいた。
さっきまで自分の部屋でスマホをいじっていたのだが気づいた時にはこの謎の空間にいたのだ。
夢でも見てんのか?
そう考えていた時目の前にこれぞ神様!というような服装のじいさんが現れた。
えっ?はっ?誰?
そう声に出そうとしたのだが声が出ない。じいさんが何が言っているようだが聞こえない。動けないしなんだか息苦しい。とんでもないプレッシャーがかかっているようだ。最もそんなこと考えてるような状態ではなかったが頭だけは回っていた。
それから五分ほど———体感だが、じいさんが急に話を止めプレッシャーが消えた。
「すまんすまん、これじゃ話を聞けんかったか。スマンのぉ」
「えっあっスッ」
「まあええわい、もう一度説明するのも面倒だからざっくり言うとお主はワシが管理する剣と魔法の世界に言ってもらう。その代わり貴様にはワシからスキルをいくつかやろう。その世界の知識もつけてやる。だがそのスキルは十分強力じゃがその世界の上位50の強さを持つ者には勝てんがのぉ。」
そう一気に言われた。正直ちょっと何言ってるか分からなかったがそれは割り切ることにした。
「えっまあ何となくはわかったんですけどそのスキルってどんなの貰えるんですかね。」
「それは今から決める。お主はどんなものが欲しい?」
————どうやら自分で決められるようなのでどんなものが欲しいか考えみる。まずそこまで目立ちたくはない。承認欲求はあるのだがそんなに世界に俺の存在を知らしめるみたいな真似はしたくない。ある程度有名になるぐらいがいい。そうなると派手すぎるなスキルは嫌だな。炎出したり氷出したりするのは憧れるがさすがに目立ちすぎるしそれなら……
となんやかんや考えてやっとまとまった。
「えっと、ゴーレム召喚したりするスキルってありですか?出来ればそんな大きくない最大でも2mちょっとぐらいの……」
「まぁそれでもいいがそこまで強いスキルではないのぉ。しょうがない、そこはワシが調整しておいてやる。」
「ありがとうございます。後俺は転生するんですか?それとも転移ですか?」
「どっちでも良いが……お主はどうしたいのじゃ?」
「じゃあ転生で……将来的には高身長男って出来ますか?出来れば少しイケメンぐらいで……」
「なんじゃそんなんで良いのか?今はTSやら永年ショタやら色々お主がいた世界では流行っていたようじゃが……」
「なんでそんなこと知って……まあ自分は色々ほどほどにやりたいので……」
「まあ良い。それならさらばじゃ」
「えっあちょっ……」
そうして俺の意識は途切れた
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