第3話

いづれ消える定めなら

定員をオーバーした

学校から逃げ出す

社会とか秩序にくらべれば

こんな一人どうだってなる


一個人の集合体が

されど愛になるなんて

ありえないね


もしや君は消えたいのかな


そんなはずないね

いつだって始めてたでしょ

ここから始めるよ


終わりはないなんて

言い張ってよ


もっと消え去る言葉を

束にして

もっと近い世界へあゆみよってよ

もっときれいに


最大の愛で

誰もが崩れる瞬間にさえ

寄り添ってよ

もっと愛があれば

きっとくだらなくなるほど

人を愛せるんです


だから死ぬ前に一度

あなたの笑顔を見せてください


では、ありがとう

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