「どうしたの？イメチェン？」

私の新しいヘアスタイルを見ながら聞いてきた。

「う～ん、イメチェンってほどでもないんだけど春だし？」

「でも似合ってるよ！前のはいつも結んでて中学生みたいだったから」

「えっ？中学生？それ初耳なんだけど」

たしかに私は童顔で幼く見える。

久美は笑いながら

「いいじゃん！今のほうがカワイイんだから」

「そう？」

朝からほめられるとうれしくなってくる。

「でも思い出すねぇ～、この時期になるとレナと知り合ったこと」

「ちょっと止めてよ」

笑いながら肩をたたく。

「私、レナのこと見てこいつ凄いヤツだなって思ったもん。だって初日だよ！初日から寝てるんだよ！先生の前で！」

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