第7話

桜が敷き詰められた真っ白い坂を見上げた。



紺色のブレザーに身をつつんだ新入生が不安と期待に胸をふくらませながら歩いている。



両側を桜並木にはさまれた広い坂道の上には私達の高校がある。



今日は始業式。



私―― 柏木レナは16歳の

高校2年生。



今日から新入生を加えた新しい1年がスタートする。



やわらかい春風にふかれてミディアムの髪がふわりと顔にかかる。




新年度にそなえて近所の美容院でロングからミディアムにしてきた。色は黒。



切らなきゃよかったかな?



これって人からはどう見えるんだろう?




そんなことを気にしていたらあくびがでたので口を押さえた。

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