第7話

「なに奈美恵?」



「べ、別に、いってらっしゃい」




お姉ちゃんの周りにはいつもキラキラしたものが見える。



これが世にいうオーラか!?




「今日は奈美恵の誕生日と入学祝だから遅くならないでね」



「わかってる♪」




今日は私の誕生日と入学祝を兼ねてレストランを予約してある。



「気をつけてな」



「はーい」




お父さんの言葉に返事するとお姉ちゃんはネコみたいにクリッとした瞳でちらっと私を見て玄関に向かった。

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