第22話 病院を変えたいと告げた日
皆様ごきげんよう!
何度も言うことではないですが、私はうつ病&社会不安障害で精神科に通っています。
そして、現在通っているのは大学卒業後に実家へ帰ってきてから転院した病院です。
数年お世話になっているのですが、ここ最近は特に相性の悪さを感じていました。
大前提として病院の先生はとても素敵な方で優しいです。
精神科ってそういうものなのでしょうが、すごく励まして下さいます。
ただ、励ましの文言が私にとってピンポイントで苦痛なものになってしまっていました。
私は先生が善意で言って下さっているのが分かっていたので改善を求めることもなく……。
そもそも、私という人間は、私と一対一の相手に対して直して欲しいところを言えるような人間ではありません。
私は親には我慢強い子だと言われています。
そうなのだと思います。
不満があっても言えません。
(自分で言うことではないですが、おおらかな人間なのであまり怒ることがないというのもありますが)
ということで、先生の前では普通にしていました。
また、私は困ったことに薬を変えて欲しいという要望も言えていませんでした。
そこが私の課題でして、自分の主張を言うのが得意ではありません。
今年度に入ってからは特に症状が悪化していて、苦しさが増しています。
鬱傾向が強まり、何も出来ない日が増えてきています。
私の大学時代を後に書き記すことになりますが、大学時代後半は薬が合っていて精神的には落ち着いていました。
それが病院が今の場所に変わったタイミングで薬を減らそうということになり、丸々薬の種類が変わり、総量が減りました。
そこから次第に症状が悪くなっていきました。
最初は職についていなくて、学生という肩書きがなくなったから虚無感が強いと思っていたのですが、さすがにその状態からの悪化が見られ、まずいと思うようになりました。
そして先日、重い腰を上げ、予約の日に時間の空いていた父に一緒に病院について来てもらいました。
父には、病院を変えるために紹介状を書いて欲しいということを上手く伝えて欲しいと頼んでいました。
しんどい役割を与えて申し訳ないと思いつつも、優しい父は躊躇わず受け入れてくれました。
病院に行って、診察。
私と父が一緒に入ろうとすると、「遥さんだけで先に診察します」と言われました。
こうなると私が言うしかないか、と思いました。
その時は初めて夕方に診察。
今までと私の姿が違うように先生には見えたそうです。
「目がキラキラしている」
そう言われました。
正直私的には曇っていたのですが、眠そうじゃないという意味だったようです。
私は一日の半分くらい寝ている人間で、普段診察する朝やお昼は眠たそうにしていました。過眠にもここ数年悩まされています。
いつもと違う私の様子を見てから、色々と話をして薬の数を減らすことに。
このタイミングで一年ぶりくらいの薬の数の変更!? と焦りました。
何だか転院の希望を言い出しづらい、と。
最後に先生には「今日はお父さん来てるけど、何かあった?」と聞かれました。
私は「えっと……あの……」としか言えませんでした。
結局勇気は出ず、次は父と先生の二人で話をすることに。
私は待合室で俯き待つことしかできませんでした。
話が終わり、二人が出てくると、先生が「今までありがとうね」と言ってくれました。
父によると、転院したいという話を告げると「それは遥さんが治そうとしているということで、良いことです」と即座に言ってくれたそうです。
私は涙が出ました。
この病院に通って良かったと思えました。
確かに先生と患者としては相性は悪かったかもしれませんが、いい人に巡り会えたと思います。
それに、また戻ってきても大丈夫だとも言われました。嬉しかったです。
その時のために紹介状ではなく、診断書を書いてもらい、こちらを次の病院に提出することとなりました。
次の病院はもう決めていて、これを書いているのが8月24日なんですが、投稿日には既に新しい病院に一度行っていると思います。
いつかちゃんと鬱を治したいです。
その時は報告と感謝のお手紙を送りたいです。
それと作家デビューも応援して下さっていたので、受賞して書籍化してその報告もしたいです。
決意新たに頑張ろうと思います。
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