遥のお話2025

第21話 2025春アニメ感想④(ひびめし、mono、サマポケ、TOBEHEROX)

　皆様ごきげんよう！

　春アニメ感想ラストです！

『日々は過ぎれど飯うまし』

『mono』

『Summer Pockets』

『TO BE HERO X』

　の4作品をどうぞ！

　⑪『日々は過ぎれど飯うまし』

　紛うことなき癒し＆飯テロ。

　見終わった時の喪失感があるっていうのはやはり日常ものの特徴ですよね。

　日常が去るのは悲しいですから。

　食文化研究部という遊びのために作ったサークルがこれだけ充実したキャンパスライフを送る。最高でした。

　主人公の河合まこは引っ込み思案ですが、旧友のしおんと再会しキャンパスライフに彩りが生まれるのですが、彼女自身は料理をやる気満々で、しおんはそうではなかったという温度差があります。時間が経過して二人の関係性が一度離れていたのを感じさせました。

　それでも和気あいあいと日々を過ごしていき気持ちが重なっていく。

　くれまこも尊かったですね。制作陣は意識されていたんでしょう。

　まんまと術中にハマる視聴者のひとりが私です笑

　ななちゃんのキャラが個人的には好きで、極度の人見知りでろくに話せないけど、仲良くなると別人のように距離が近くなるのがギャップがあって良かったです。

　つつじちゃんも可愛らしいキャラでした。

　落ち着いた声音でクールな雰囲気もありますが表情が意外と豊かでした。

　料理作画も非常に丁寧ですし、5人の食事シーンは見ていて楽しかったです。

　⑫『mono』

　あfろ先生の作品ということでゆるキャン△味を感じる作風で落ち着いた雰囲気でした。

　シネフォト部のお話ですが、漫画家の大人たちも絡んできて色んなところを旅するアニメでした。

　主人公のさつき(写真部)は先輩が卒業して放心状態でしたが、部活存続のために映画研究部と合併して新たに活動を進めていきます。

　友達の霧山と映画研究部だった桜子と三人、写真を持って楽しい部活動。

　そこに加わる漫画家の春乃は三人を漫画のネタにしていきます。

　ほのぼのした会話劇や豊かな表情でのほほんとした気分で見れました。

　色んな場所に取材と称して出掛けに行き美味しいものを食べ時には心霊スポット巡りをしと楽しい青春模様でした。

　最終回で新キャラも出てすごく良かったので続きもやって欲しいです。

　⑬『Summer Pockets』第1クール

　4人のメインヒロインがいて、1人ずつルートがあるのですが、どのお話もヒロインが魅力的でした。

　アニメとしては多少駆け足だったのかもしれませんが、上手く纏めている印象でした。

　主人公の羽依里がかっこいいですね。ヒロインと真剣に向き合うので素直に応援したくなりました。

　鴎ルートではまだこの作品の展開が予想できていなかったので終盤になって、こういうタイプの作品なのかと驚きました。

　夏の輝きとは対照的に切ないお話です。

　紬のお話がすごく好きで胸を突き動かされました。

　最初は「むぎゅむぎゅ」言っている可愛い子だなと思っていましたが、彼女の存在している理由が明らかになっていき、別れまでのカウントダウンというのが心を焦らせました。

　どちらのお話も切なさはありつつも希望があり、余韻がありました。

　恋愛面で見ても大変良い作品ですね。

　3人目のヒロインである蒼はむっつりな女の子です。眠り続ける姉のために動く頑張り屋さんでもありますが、羽依里に支えられて二人三脚で進んでいくので温かい気持ちになりました。

　まだ謎めいた部分もありますし、しろはルートも残っているので期待したいです。

　opedもとても良いですよね。

　作品に合っていて切なさと恋焦がれる想いが交錯する感じ。とても染み渡ります。

　会話や雰囲気にkey作品らしさが感じられてたまらなかったです。

　これこそって感じがしますね。

　⑭『TO BE HERO X』

　信頼値というものがヒーローの強さを左右する世界です。

　群像劇で色んなヒーローのお話が詰め込まれているのですが、面白いお話ばかりですし、色んなヒーロー像があって、どのキャラもかっこよかったです。

　個人的にはナイスと魂電のお話が好きでした。

　ナイスは特に予想のつかない展開でハラハラしました。

　魂電のお話は暗さもあって私好みでした。

　ラッキーシアンのお話もなかなか壮絶でした。

　人の印象によって信頼値は変わってきてしまうので、印象操作の恐ろしさを感じさせます。

　この点は魂電のお話にも共通するところで、信頼値システムの危うさを感じさせます。

　戦闘シーンもすごくアクティブで迫力がありました。

　声優さんも大御所の方が勢揃いで全てにおいてクオリティの高い作品です。

　まだ登場していないキャラもいるので2クール目も楽しみにしています。