第12話 高校時代② あれ、教室に入れない……

 皆様ごきげんよう( *´﹀`* )


 前回は通信制高校についてお話しました。

 一見楽そうに見える通信制ですが、それに苦労するような私のような人間だから通信制にいたのです。


 それは1年目の6月のこと──。

 通信制は4月末からスタートするので入学から約1ヶ月半ほど経った頃でした。

 私は中学三年生の時はほぼ不登校でしたので、久しぶりの学校。


 高校デビューという感じではないですが、心機一転エンジン全開で頑張っていました。

 しかし、ガス欠。

 ふと、授業を受けるのが怖くなってしまいました。

 教室の近くまで行けるけど、入れない。


 私は愕然としました。

 その時はなぜ入れないのか頭でも理解できなかったのです。

 ただ焦りが充満して立ち去ります。

 トイレに逃げ込み、結局家に帰る決断をしました。


 それ以降も学校に行けても教室に入れずすぐ帰ることが多くなり、ある日は過呼吸を起こしてしまいました。


 もう泣くしかなく、途方に暮れました。


 3年で卒業する。

 これが私の高校での目標でした。


 当たり前だと思われることでしょうが、通信制で3年で卒業できるのは全体の30%だと当時の先生は言っていました(全体がその学校のことを指すのか日本全体を指すのかは不明)。


 結果、1年目の前期はあまり単位が取れませんでした。

 今ならむしろ少し取れただけでもよくやったなと思います。

 テスト受けるために少なからず授業に出たのですから。

 そしてテストも受けた。


 ですが、当時の私は情けなくて仕方ありませんでした。

 留年だけは絶対嫌だと思っていたので、かなり追い込まれていました。


 次回に続く

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