年越的なサムシングでござる候

ESMA

皇紀2684年12月31日某所

「年越だ!!!」

男が叫んだ。

「さあさあ、俺の嫁も皆勢揃いしたな、乾杯しよう」

嫁とはいいつつも、それらは皆、パソコンやタブレットやスマホ、果ては抱き枕にあるキャラクターだった。

それは、某艦隊育成ゲームから、ギャルゲー、アニメキャラまであった。

「それでは、我が忘新年会の始まりだ、乾杯!!!」

一人虚しく杯をかかげて、中身を一気に飲んだ。あれ?確か度数がすごく高かったような?

「うへへへ、やっぱ初めは肉だよな、この日のために角煮をクックバッドで練習しておいて良かった」

「では一口」

ホロッ!ホロッ!肉が崩れてうまそうだ。現在進行形でESMAの中身もお腹が空いています。

「おっと、角煮と酒と嫁を写真に撮ってシイッターにシイートしなければいかんとす候でござりちょもす」

慣れた手つきで写真を激写。嫁の写真めっちゃ撮ってなかった?

「げへへへ、完了、映画でも見ながらゆっくり飯を食べるか」

そうして男は某宇宙戦争映画を流し始めた。

「この主人公が健気でいいんだよな〜、それとメカのディテールが合理的で構造的にも矛盾がないのにフォースとかの超能力的な要素があるし」

わかる!!

しばし映画と肉を堪能したのち、食器を台所に置きつつ新しく酒瓶を持ってきた。

「ゲーム!」

コントローラーを持った。

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

これは撃っておりますね。

「ふふふふふ、33キル」

すご

「ん?あれま、後少しで越しちゃうじゃん、蕎麦茹でるか」

蕎麦を茹で始めた。

「年越すまでシイッターのコメント返信するか」

麺を茹で、返信をしているとあっという間に年越直前まできた。


「...あけおめ!!」

越した。

「さささ、蕎麦食べて寝るぞ」

蕎麦を食べて、少しゲームをして寝た。




あとがき

ESMAです。

明けましておめでとうございます。

今年も私の小説を何卒宜しくお願い致します。

眠い。

それではこれで失礼します。

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