第6話
笑舞がメイドになったわけをずっと知りたかったが聞けずにいた。そして今日わかった「給料いいし、ハロウィンとか衣装代困らないじゃん?あとお金持ちそうだから必死にアピールして引き取ってもらった」笑舞とは幼い頃から一緒にいて施設から俺の面倒を見るために笑舞を引き取ったという話は聞いていたがまさかそんな単純な理由だったとは。「やっぱ、世の中金だよねぇ」ハハッと笑いながらゲームを続ける笑舞。「でもさ あんなに強かったら訓練とか大変だったんじゃない?」笑舞は首を傾げる「訓練?なにそれ?」
メイドは料理と家事、執事は手伝いと用心棒という
ような決まりごとみたいなものがあり普通のメイドなら料理や家事などの仕事を習うが用心棒の仕事もする場合訓練も受けなければならない。「私、何にも出来なかったから 強いですって言って1回 龍真のお父さんに仕えてる筋肉マッチョの執事を全身骨折させた
ことがあるんだよね〜。結局その執事が実は裏切り者だってことが分かって採用されたんだけど」そんな
小さい頃から強かったんだ……と妙に納得。「前世ゴリラかなんかだったの?いつもゴリラの舞いしてるし」俺が聞くと笑舞は自信満々に答えた「いや、バナナの皮だったね」と。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます