第4話 日記20250104 新札
だいぶん新札が増えて来た。
近所のラーメン花月なんかは自動食券販売機がまだ旧札にしか対応していないので新札は不便だ。これはお店が悪いというよりは、長引く不況の中で意味もなく新札を発行するクソ政府に全責任がある。恐らくは販売機の製作会社から役人が賄賂を貰っているのであろう。
とにもかくにも平成令和の詐欺師紙幣が無くなるのは良いことではある。
福沢諭吉(一万円札):
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず(学問のすすめ)」
このキャッチフレーズで評価された人物だが、洋行から帰って来るとすぐに・・
「それ、人には生れながらに貴賤の区別あり(貴族論)」を発表するという手の平返しをした。
なお、後半の部分は彼の伝説からは削除されている。
樋口一葉:
たけくらべの作者である。石川啄木と並び称される借金魔であり、踏み倒しの常習犯でもある。肺結核で死んでいるのだからまともなものを食べられなかったほどに貧乏であったのは間違いがないので同情の余地はある。
野口英世:
これも借金魔。片手が不自由なことを謳い文句として周囲から借金をしまくる。
海外留学の費用を上役の教授たちが工面してくれたのだが、わずか一夜にしてどんちゃん騒ぎですべて散財。穴埋めのためにカフェの女中に結婚の約束をしてそのヘソクリを借り洋行する。もちろんこれは踏み倒された。
なお、ナポレオンも同じようにカフェの女中から結婚の約束と引き換えに革命の独立資金を借り受けているが、こちらは革命の後に新造のナポレオン金貨で十倍の額を返還しているので詐欺師とは言えない。
日本では何か勘違いしているが、彼が見つけたという病原菌などはすべて間違っていて、実績とも言えるものは一つとして残していない。そのため海外での彼の評価は「詐欺師」である。なぜか日本人だけは彼を異常に高く評価している。
お札はその時代の表現である。
なるほど平成令和の日本の世相というものを良く表している。
そしてこのような人物たちを紙幣の肖像画に選ぶことからも、財務省のポンコツぶりがよく分かる。
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