みんなは魔法少女？いやだ！…でも私 がラスボスを倒す？え…？マジで？

第2話 始まりは大ピンチ、マジで (2)

「みんな、気をつけてね。彼女の魔力反応は数倍になのだ！」

ずっと暗がりに隠れていて、青色のマスコットは震えが止まらず、慌てて魔法少女たちに注意した。

「大丈夫……私たちは絶対にここに負けない！」（桃）

「そうだ！デイジー、シンニックに対処するから、アンビは君に任せて！」（黄）

「それはお願いします。一般人の避難が終わったらすぐに手伝いに来ます」（青）

分業が決まった後、3人はすぐに分散し、黄色の魔法少女はその音響怪物を一足先に攻撃し、青色魔法少女を援護して一般人を護送したが、デイジーは強化されたアンビに1人で向かわなければならなかった。

私も保護された人々の間で、変身して戦闘に加わるべきかどうか迷っています。

あの3人と違って、私は変身してもそれほどの力はなく、衣装さえも彼女たちの派手さには及ばない、ただの地味な黒いワンピースだった。

この世界には、私に似た魔法少女がまだたくさんいて、私が知っている範囲では、最初に変身したあの3人の実力だけが圧倒的に強かった。敵の実力と出現頻度が明らかに最も高い波咲島に対して、私たちのような「雑魚」は、普段できることは時間を延ばして、彼女たちが到着して敵を負かすのを待つだけだ。

そう、私は魔法少女になったことで少しうぬぼれていますが、そもそも魔法を持っている私でも、元の私と変わらず、取り柄がありません。でも、それでも彼女たちと同じようにキラキラしたい……

「しまった……！」

しかし驚いたことに、デイジーはアンビと2つの手を交わすだけで、隙をつかまれて撃退され、体育館の壁に重く落ちた。

「「デイジー！」」

「無駄だよ。今の私はあなたたち3人が一緒にいなければ対応できないわけではない。まあ、選択をして、庶民を守ることを放棄するか、デイジーが私に殺されるのを見ているか。でも、どうせあなたたち3人が一緒に来ても、もう少し耐えられるだけだ。」

私は無意識に手にしていたコンパックをつかんで、心の中に喜びが昇ったが、次の瞬間、私は自分の利己的な考えに自己嫌悪した。

今が主役になれる時かもしれない

このような危急の時、私がまず思ったのは意外にもこのようなことだった。

でも、ああ、それだけは間違いない、今の三人、彼女たちは私を必要として、ここの一般人、彼らも私を必要としている！

「ピュア・チェーンジ!」

私は変身用の小瓶、純潔の種（ピュア・シード）をチェンジ·パックトの上のインターフェイスに挿入し、チェンジ·パックトを開け、人差し指で中指と一緒に中央のボタンを押した後、頬を軽くして変身パスワードを叫んだ。

強烈な白い光を放ち、私はその黒々とした、ちっとも可愛くない姿に変身しました。

「ヘリオス、アイリス、そのシンニックは私に任せて、あなたたちはアンビと戦うことに専念してください。」

私は拳を握りしめ、負えなかった怪物に一人で向き合うのが怖くなったが、卯足は全力で、憧れていた黄色と青の魔法少女に言った。

「わかりました。無理しないで……できないでしょう。でも、無理してでも支えて、できるだけ早く駆けつけます。」

青い魔法少女、アイリスは答えた。簡単な言葉なのに、少し安心できるような気がした。

「あの時、怪物が生きていたとは保証できない。」

そこで私もかすかに笑みを浮かべて、彼女に言いました。

「そうだね、君に任せるよ。」

ヘリオスとアイリスは私にうなずいた後、一緒にデイジーのそばに行き、私一人を残して音響設備怪物に直面し、後ろには魔法少女たちの苦戦でパニックを抑えきれず、ゆっくりと撤退している普通の人々がいた。

私は十分な時間まで引き延ばさなければなりません。大丈夫です。これは私が初めて戦うわけではない。精神を集中して、怪物の攻撃を避ければよかった。

「うおおお！」

音響設備怪物が吠えて、太い腕を振り回して投げつけ、その動きをじっと見つめていた私は、すぐに反応したが、無理に高くジャンプして逃げただけで、立っていた階段は、周りまで穴になっていた。

「こんなに巨大で攻撃が早いのは、まるでチーティングだな！」

文句を言いながら、私は壁を蹴って向きを変え、膝を突き出して怪物にぶつかった。私はあの3人の魔法少女と違って、彼女たちは軽く飛び跳ねて10メートルの高さになることができて、私は全力を尽くしても5、6メートルにすぎなくて、もっと弱い体で敵に対して、普通の拳法だけに頼ってはいけません。

しかし、飛び膝蹴りは怪物に当たったが、腕を上げて遮られ、その体は私が予想していたよりも硬く、麻痺感が急速に私の全身に伝わり、一時は器用に反応することができず、怪物に横の座席エリアに振られた。

「いてて……防御力もこんなに強いのに、他にも魔法少女がいたらいいのに……」

私のような「雑魚」でも、人数が十分であればこのような敵に対して一戦の力を持つことができるだろうが、今はそんなことを考えるべきではない。

痛みで体も鈍ってきたが、まだ安全な出口から体育館を離れ続けている一般の人たちを見て、ふらふらと立ち上がった。

「まだだ！」

私は声を張り上げて怪物に吠えながら、動きで挑発していますが、そんな怪物がその行為を理解しているかどうかは分かりません。

しかし、多少効果があったはずで、その怪物は退避した一般人を追いかけることなく、私の方向にゆっくりと歩いてきて、そして音と共に届くほどの高速度の攻撃が襲ってきた。

私はその動作についてすでに理解していて、即断即決してその鋭さを避けて、両手で身の回りの椅子の背を支えて、1列の椅子を越えて、側面に攻撃を避けると同時に一方のプラットフォームを通じてすばやく怪物の後ろに来て、片手で怪物に切りつけました。

「チェッ、やっぱり何の効果もないの？でもこんな狭くて整っていないところで戦うのは、あなたのような大物にはやっぱり大変でしょう。そうすれば、私もあなたに簡単には負かされないわ。」

やっと余裕ができて、一般人も撤退に成功しそうになったので、私はやっとアンビの様子を観察することができましたが、3人の先輩はこの時私よりも狼狽していて、体の小さな傷は無数で、正常に立って身構えることさえとても無理でした。

これは、新しい力を持つアンビが、このように強いということだろう。

そうすれば、なおさらここで負かされて、彼女たちをさらなる危険にさらすことはできない。

「ほう？本当にシンニックの前から人間たちを遠ざけてしまったのか？“偽物”としてここまでできるあなたは、褒められる価値がありますね。でも、もし本当にあなたに時間を取られて任務に失敗したら愚かです。シンニック、あいつはほっといて、そのまま追いつけ！」

「うおおお！」

しまった、アンビの命令は怪物の本能を抑え、行動論理を変えさせたのか。私はその音響設備怪物に対して拳を打たないようにしようとしたが、それに無視され、足を緩めることもできず、みすみす壁のそばまで歩いていくのを見て、一発で大きな穴を開け、そこから体育館の外に向かった。

苦戦している先輩たちを一目見て、彼女たちが短期間で私を助けることはできないことがわかりました。もしその怪物が外に出て破壊されたら、多くの人が不幸になるでしょう。今は私がそれを止めるしかありません。

実際、その怪物を少しでも負かす方法もなく、体の激痛も全く軽減されていないので、できれば今すぐ逃げたいですね。でも、先輩たちの功を一掃することはできません。私は彼女たちの信頼を背負っています、も魔法少女の一員だからです！

深く息を吸って、私も壁の大きな穴の真ん中を通り抜けて、怪物を追いかけてその前に止めた。

「うお？」

「哀れな怪物よ！私はあなたを止める、この、ラディアター、魔法少女デザイアー・ラディアター！」

「おお！さすが魔法少女！」

「倒せ！魔法少女！」

周りの人たちが応援してくれて、そう、彼らの応援がある限り、私は負けない……

じゃなくて！どうしてあなたたちは離れ続けなかった。

しまった、一般人は私とその先輩3人の力の差を見分けることができない、きっと私がデイジーたちのように怪物を華麗に倒して周りの人を守ることができると思っているのだろう！くそっ、さっきもあの3人の魔法少女が苦戦している姿を見ていたのに、私と怪物の差は彼女たちと今のアンビより小さくはないだろう。

「だめだ、ここにい続けるな、危険だ！」

私はすぐに大声で注意したが、もう間に合わない。その怪物は意外にも人間的で悪意に満ちた笑みを浮かべ、おもちゃのように車を捕まえて、人ごみに投げた。しかも方向はわざとその中の子供のところだった。