■085,『アラタ+キッズカフェを開いてみた』

「子供たちだけのための場所を作りたい」

 リュウが言い出した。

「勉強も遊びもできて、安全な場所を」


 アラタは即座に賛同した。

 レストランの隣に、キッズカフェを開店。

 スイーツは子供向けに工夫され、

 本棚には絵本がずらり。


 ユナが魔法で遊び場を作り、

「ここで魔法の練習もできるよ!」

 初心者向けの簡単な魔法を教える。


 スノーは子供たちの遊び相手。

「あちし、みんなを見守る!」


 エルメスは商業ギルドを通じて、

 街の母親たちにも宣伝。

「子供を安心して預けられる場所です」


 キッズカフェはすぐに大人気に。

 宿題を教え合う子供たち、

 魔法を練習する子供たち、

 スノーと遊ぶ子供たち。


「ここなら、誰もが安心して過ごせる」

 リュウは満足げだった。


 カフェは子供たちの

 第二の家となっていった。

 それは、アラタファミリーからの

 小さな、でも大切な贈り物。

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