第4話  数値で能力を把握できるのは強みになり得る

『無茶な願いを引き受けていただいて感謝する!

 無論、こちらである程度は説明させてもらうぞ!』


「あぁ、頼むよ...まず力の詳細について教えてほしい

 正直、かなりワクワクしている自分がいることに驚きを隠せない...」


『いいっすよ、まずは今の自分の能力を把握するとこから始めるっす

 まずはありきたりのやつから行くっすよ

 心の中で”ステータスオープン”って唱えてみるっすよ

 そちらの世界の小説を参考にしてるっす、親しみやすいっしょ?

 他の人は簡単に見れないからサービスっすよ』


本当にこいつ仕事ができるな、この状況で期待することがよくわかってる

まぁ、早速させてもらおうか

         

            ”ステータスオープン”


・名前:未設定

・年齢:25

・二つ名:【邪神の使徒】(NEW!)

・種族:人族(?)

・ジョブ:なし

・ジョブレベル:0

・ジョブ履歴:なし

・属性適正:死属性


・能力値

生命力:100

魔力 :100

力  :10

敏捷 :10

体力 :10

知力 :30

魅力 :50

幸運 :50


・パッシブスキル

精神耐性:5Lv(NEW!)

直感:1Lv(NEW!)

気配察知:1Lv(NEW!)



・アクティブスキル

読書:5Lv(NEW!)

護身術:2Lv(NEW!)

料理:1Lv(NEW!)



・ユニークスキル

なし



これは、どうなんだ...?

称号はまぁ置いとくとして、他も何一つ基準がわからんな、正直に聞いとくか


「なぁ、このステータスはどんなもんなんだ?基準とかあれば教えてほしい。

 正直これが高いのか低いのかすらわからないんだ。」


『あぁ、申し訳ないっす、配慮が足りなかったっすね

 ちょっとステータスを見せてもらっても構わないっすか?』


「あぁ、頼む。基準がないとどうしても分かりにくいもんだな」


『どれどれ...ジョブなしでこのステータスは大分高いっすね

 基本的に能力値が10が成人の平均値っすね

 なんでこんな幸運とか魅力高いんすかね、あとスキルもちょっとおかしいっすよ

 何で5Lvとかあるんすか、その年でそれってかなりすごいっすよ』


「そうなのか、それでこの後はどうするんだ?

 見たところ、まだ力は渡されてないんだろ?」


『確かに私達からまだ渡していなかったな、先に加護と魔力を渡そうか。

 どうか君の役に立つことを心から祈っている。』


そう言うと自分の体の中に大きな光の玉がいくつか入っていった

これがおそらく加護なんだろうが、見るからに邪悪な色してたんだけど...

まぁステータスをもう一回見てみるか


            ”ステータスオープン”


・名前:未設定

・年齢:25

・二つ名:【邪神の使徒】【邪神達の加護を受けし者】

・種族:人族(?)

・ジョブ:なし

・ジョブレベル:0

・ジョブ履歴:なし

・属性適正:死属性


・能力値

生命力:100 

魔力 :100,000,100

力  :10 (+1)  

敏捷 :10 (+1)

体力 :10 (+1)

知力 :30 (+3)

魅力 :50 (+5)

幸運 :50 (+5)


・パッシブスキル

精神耐性:5Lv

直感:1Lv

気配察知:1Lv



・アクティブスキル

読書:5Lv

護身術:2Lv

料理:1Lv



・ユニークスキル

▪️▪️▪️▪️の加護(NEW!)

▪️▪️▪️▪️の加護(NEW!)

▪️▪️▪️▪️の加護(NEW!)

▪️▪️▪️▪️の加護(NEW!)

▪️▪️▪️▪️の加護(NEW!)



...いきなりぶっ飛んできたな、魔力の量があまりにもデカすぎるわ、加護は文字化けしてるし、称号は増えてるしでおかしすぎるな

ステータスが1割増えているのは加護の力なんだろうか、後々化けてくるタイプだな


『どうかな!受け取れたかな?私達の加護!

 一応ね、まだ名前を見せることはできないんだけど、とっても強いでしょ!

 魔力もいっぱい渡したからね!これで何とか頑張ってほしいんだよ!』


「...確かに凄まじいなこれは、正直かなり強いんじゃないか?

 だが、これは誰かにステータスを見られたら一発でバレそうなんだが?

 どうやって隠せばいいんだ、対策はあるのか?」


『その点も任せてほしい!今から必要なスキルをいくつか渡す!

 それに加えて君の希望に沿って追加でスキルも渡そう!

 そしてステータスの偽装の仕方を覚えた後に、世界に降り立ってもらおうと思う!

 鍛え方や基本的なことは降り立った場所で学んでほしい!』



なるほど、確かに全て最初から知ってるのも面白くないか


「わかった、じゃあスキルと使い方を教えてもらおうか。」

 


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