転移したら迫害されてる死属性系統だったので好きに暴れる

泥団子

第1話 鳴り響く鐘は終わりと新たな始まりを告げる...はず

その時は急に訪れた...

頭の中で鳴り響く大きな鐘の音と共に俺の意識は遠のいていく...


思えば退屈な人生だった

勿論、充実していなかったと言えば嘘にはなる

優しくも厳しい両親に仲のいい友達、順調な学生生活から大手の企業に就職し、順風満帆な生活であったことは自負している


だが、自分が求めていたものはそこには何一つ無かった

そこに刺激的な日常は無く、そこでは自身の闘争心を満たすこともできず、そして何よりもあの人生に自分だけが決めた選択はなかった

そこには親や教師に友人などの意見がどうしたって入ったし、その時の情勢や世間の目はどうしたって気にしなければいけなかった


なぜ人生の振り返りをしているかって?


『『『『ようこそ、私達の世界へ!!!』』』』


『よく来てくれた!私達の救世主殿!』


『切実に依頼したい!この世界を救ってほしい!』


『降り立った世界で基本は好きに過ごしてくれていいからさ!お願い!』


『俺達の加護も付けるからさ!是非受けてほしい!このとおり!』


今、こんな感じで熱烈な歓迎を受けてる途中なんだけど...





















こいつら、どう見ても人類を守る側の神の顔してねぇんだよな


今までの人生は確かに退屈だった

でも、ここからはかなり面白そうだ...






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