たまたま助けた王子様系女子が、徐々に距離を詰めてくる──そんなシンプル極まりない本作品だが、余計なものが混じらないがゆえに純度の高い日常ラブコメを楽しむことができる
主人公の家族も出てこないし、友人も出てこない
ヒロイン以外のキャラクターも最低限
それゆえに、徐々に距離が近付いていくヒロインとの関係のみに意識が集中する
本作品からは引き算の美学に近いものを感じる
意図的でなければ才能だし、意図的であれば末恐ろしい
ラブコメのエッセンスをぎゅっと濃縮したような本作品、一度読んでみてはいかがだろう
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