スローライフを目指して旅してたらいつの間にか最強になっていた

if

出会いの日

俺の名前は零斗

現在俺は家を飛び出して森を彷徨っている。

ここはカトリア王国という国だ。


俺がいるのはカトリア王国の国境付近の森にいる。そして今国境を越える寸前だ


「あとちょっと…」


そういい俺は疲れた足を引きずりながら国境を踏み越える


「やった、これで俺は自由の身だ…」


達成感から疲れがどっと押し寄せその場に大の字で寝転び嬉しさから笑みがこぼれそうになるのを押えながら感傷に浸っていた


なぜこうなったのか話せば長くなる。

簡潔に説明すると家が嫌で家の者を倒して逃げてきたわけだ

誰に説明してんだ、


そう考えていたら声が聞こえた


「お前誰だ?いや、検問以外の場所から通っている時点で不法入国者だな。始末させてもらう」


まっずい!

そう思った瞬間俺は飛び起きるようにその場から離れる

先程いた場所には剣が突き刺されており

その場にいたら即死だっただろう


その剣を突き刺した者はとても容姿が整っておりラフな格好をしている黒髪の男だった

身長は高くスラッとしたスタイル


一見とてもじゃないが強そうには見えない

だが、こいつは強い。俺の勘がそう確信している


「チッ、見つかったか」


そう呟きつつ次の行動を考える


(逃げるか、戦うか…

いや、ひとつしかねぇな)


そう考え俺は









————突っ込んだ————








その刹那、辺りには衝撃波が走る

ソニックブームが生まれるほどに早く動きそのラフな格好をした男に拳を叩き込む


「はは、強いとは思ってたが本気で叩き込んでも死ぬどころか吹っ飛びすらしねぇか、」


その男は防御の体制も取らず腹で受け止めきったのだ


「いい一撃だね、僕じゃなきゃ今ので負けていたよ。何故ぽっと出の男がここまで強いのか、いささか疑問だね」


そういい男は俺の腕を掴む


「実力差、わかったかな?」

「うるせぇ、まだ俺はうごけ…ぐふっ、」


その瞬間俺の視界はブラックアウトするのだった





—————————————————————


「おい!起きろ!この犯罪者が!」

「んっ、ぐっ、あ?どこだここ」


その強引な呼び掛けにより俺は目を覚ます

目に入ってきたのは見知らぬ天井とゴツイ鎧を着た騎士が机を挟んで反対側に座ってこちらを見ている


俺は椅子に縛り付けられていた


「お前はなぜカトリア王国からこのメギリア王国に不法入国した?」

「答える筋合いは無い」

「ちゃんと答えろ!お前のことだぞ?

他人事では無いんだ!」

「そう言われてもなぁ?俺は自分がどうなろうとも生きていけるからな」

「チッ舐めやがって、とりあえず俺たちの質問に答えろ!」

「へいへい」


ここは、言ってた通りメギリア王国らしいな

あの後捕まえられてここまでもってこられたわけだ。


あの男強かったな…

もっかい会えるなら会いたいものだ


「おい!!舐めるのも大概にしろよ?

殴ってやってもいいんだぞ!」

「おい、あんまり脅すな

それで余計口を割らなくなったらどうする」


その声が聞こえ、扉の方を向く

するとそこにはあの男がいており

片手に鍵を持っている


「よ!不法入国者〜」

「なんだその呼び方、やめてくれ」

「でも実際名前知らないしさー?そう呼ぶしかないよね〜」

「まぁ、そうか。とりあえず手錠を外してくれ」


ダメ元で頼んでみることにした

まぁ、どうせ無理だろう…


「わかった、動くなよ」

「え?」


え?いいの?


「ほい、外したぞ」

「あ、あぁ、助かった」

「外したお礼にお願いを聞いてくれないか?」

「あぁ、いいぞ」

「助かるよ」


まぁ、助けてくれたしなお願いのひとつぐらい聞いてやるか


「さて、ここまで来たならお願いを言おうかな」


そういい俺の方に振り返る男

俺たちは尋問されていた建物から歩いて5分ぐらいの路地裏に来ていた

そうしてその男は俺に向かってある言葉を告げる


「僕の名前は東雲 悠だよ、よろしくね。」


その名前を聞いた瞬間動揺が生まれてしまったが直ぐに冷静になる


「君の名前は何かな?」

「零斗だ、よろしく」

「いい名前だね、うんよろしく。

お願いなんだけどさ」



「僕の弟子になってくんない?」



そのお願いに俺は


「あぁ、喜んで」


そう返すのだった。




——————————————————

あとがき


皆さん初めまして

ifと申します

初めて小説を書かせていただきました

気に入って貰えたら続編を待っていた抱けると幸いです

これからよろしくお願いします

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スローライフを目指して旅してたらいつの間にか最強になっていた if @reito926

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