第17話

ワクワクしながら見上げると、かず君は微妙な顔で私を見てた。





「ん~そうだね。お兄ちゃんだし、もっと近いかな?」


「お兄ちゃんより?」



お兄ちゃんより近いって事は・・・・・





「お母さん?」


「おかっ、・・・ククッ」



私の答えに肩を震わせ笑うと、私の頭をグリグリと撫で回す。





「その内、分かるよ」



楽しそうに笑うかず君を見てると、凄く良い事が待ってる気がした。

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