第2話
お父さんが連れて来てくれたお兄さんは、凄く優しくて頭が良くて。
ホントに本当に大好きで、ずっと一緒に居て欲しいって思える人。
頭の良い大学に行っているし、凄く忙しいはずなのに。
それでも、毎日のように会いに来てくれる。
私が寂しくないように、会えない日は電話だってしてくれる。
だから、我儘なんか言っちゃダメって思うけど。
でも、・・・・
「かずく~ん」
ついつい、その名前を呼んで探してしまう。
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