なんでツッコミ役が一人もいないんだよ…。

ぞーすい

第1話

陽キャだ…。


『ねーねー君ー。うちらと遊びに行かなーい?』


『え,いいぜー!何する?唐揚げ?バウンディング?あ,フィッシングモールでウィンドウショッピング?でもするか!?』


何を言ってるの?

唐揚げじゃなくてカラオケね。

バウンディングじゃなくてボウリングな。

なんだよフィッシングモールって…。

釣り人大歓喜じゃねぇかよ。


『えー。それも楽しいけどさー。やっぱり公園で日向ぼっこでしょー。』


『うわ,しっしーめっちゃわかってるじゃーん。』


『でしょー?』


いやなんで日向ぼっこなんだよ!

せめて公園に行くなら砂場遊びか鬼ごっこかかくれんぼにしろよ!

なんで日向ぼっこなんだよ!


『あ,姉御!』


『これからは姉御と呼ばせてくださいっす!』


なんで?

いまのどこに姉御要素があった?

てか結局何するんだよ…。


『それじゃあ学校でジャングルジムね!レッツゴー!』


『『おー!』』


「いやなんでそうなった!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

なんでツッコミ役が一人もいないんだよ…。 ぞーすい @zo_sui

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画