絶望の中からほんの僅かに差し込む希望の光を探したい 【仲良く共生vs死ぬまで孤独】 〜メンヘラ達の永遠の悩み〜
Unknown
【本編】
どんなに死にたくて絶望的な気持ちに心を支配されても、必ず常に希望の光は少しだけ差している。それを遠くから少しずつ慎重に手繰り寄せていく。その作業を続けていたら、いつか絶望の割合を希望の割合が超える日が来る。
すると政府で言う所の“与党”が「絶望」から「希望」に交代する。その時の笑顔は、太陽よりも明るく熱く輝く。でも、太陽はいつか必ず落ちてしまうので、夜になって1人で暗い部屋で泣きまくる。だけど、朝になったらすぐにポジティブになって立ち上がって、また自分の心の闇と必死に戦う。
きっと俺の一生はずっと孤独な内省の繰り返しなのかなと思っている。それは確信してる。だから、ポジティブに捉えると、めっちゃやりがいがあって、ドラマチックな人生だ。例えるなら、めっちゃ薄給のブラック企業で残業ばっかだけど、仕事自体は死ぬほど楽しいってイメージ。
自分や他人の内面について深掘りするのが生まれつき好き。3歳くらいの時から「この人はなんでこんなことをしたんだろう」みたいに考えて、ひたすら頭を忙しくさせていたが、対外的にはボーッとしてるようにしか見えてなかったそうだ。
Unknown(28歳)が1日に複数回もエッセイを投稿するのはかなり珍しいが、それだけ今の俺は文章表現のエネルギーが溢れてるということだ。でも全く暗いエネルギーじゃないんだ。むしろその真逆である。希望しか今は見えないぜ。この逆境をどうやってひっくり返して希望の光に変えてやろうか、想像するだけでワクワクして、悲しくてめっちゃ泣きながら、楽しくてずっとニヤニヤ笑っているのだ。せやから、たばこがうまいぜ。
「好きな人を死ぬほど泣かせまくって、俺も死ぬほど泣きまくったから、舞台は完全に整った。ここからがUnknownの本領発揮や。ここからはずっと俺のターンだ──」みたいな気持ちでいる。俺は超かっこつけている。
死ぬほど死にたい・死ぬほど生きたい。
これは全く別に思えるが、実は似てる。
例えば学校に行きたくないのに頑張ってずっと登校してて、ストレスで死にたくなった男の子が居たとする。その時、何気なく死にたいとつぶやく。「あー、おれ今めっちゃ死にたいなー」と思うくらい、それまで一生懸命に生きてきた証だ。だから、死にたがりほど、実は生きたくて生きたくて仕方ないんだ。
死にそうになる現場に、生きるために通い続けるのは本当に根性が必要だ。
不幸じゃなくて、いつか幸せになりたいという確固たる希望を心に持ってるから、辛くても耐えられる。限界を超えて頑張ってしまう。
だから、本当は死にたがりほど、生きたがり。
俺も死にてえと今思うけど、それ以上に、生きてみたい。生きるのが大好き。だって生きてたら、酒も飲めるし、タバコも吸えるし、大好きな音楽も無限に吸えるし、お笑いも見てて楽しいし、さらに好きな人ができたら、もう人生が薔薇色かつ天国だぞ。
実は生きるのって死にたくなるほど楽しいんだぞ。笑うのって泣きたくなるほど幸せなんだぞ。
だから、死なないでくれよ。絶望の渦中のほんの僅かな希望だけが頼りだ。俺も読者さんも。たのむぜ。
俺はつい最近、大好きな人を傷付けるような最低の真似をした。俺は消えたくなった。カクヨムのアカウントも消したくなった。でも、ここで逃げたら一生ずっと逃げるだけの人生だと確信したから、俺はあえて、名前も元のペンネームの「Unknown」に戻して、また積極的に文を書くことにした。
好きな人には、みんな笑っててほしい。好きな人を泣かせると、俺もめちゃくちゃ泣く。
たぶん俺は本当に不器用すぎる。
俺はどんなに辛くても孤独になっても大好きな人を傷付けても、腕を切っても、薬を飲みまくっても、首を吊ろうとしても、ぜっっっっっったいに諦めない。絶対に俺は幸せになってやる。
俺は、俺の心の中の痛みや闇と戦って、最終的には絶対にそいつらに勝利することを今ここに誓う。俺の本質はネガティヴなんかではない。太陽よりも明るいポジティブだ。
だから見てろよ。絶対に俺は自分の心に根を張る樹海みたいな闇の感情と対峙し続けて、最終的にそれに勝ってみせるからな。
俺みたいな“人間の屑”でも精神科に通って薬を飲んだりカウンセリングをしたり認知の歪みを改善して努力すれば、メンヘラだろうが他人と共存しながら幸せな日常を手にすることができるって証明する。約束だ。
失恋というか、俺のせいで本当に大好きな人を傷付けてしまった。しばらく後悔がヤバくて、人生最強くらいに涙を流し続けた。
でも、それがきっかけで、本当にエネルギーがみなぎって、燃えてきたぜ。俺は治療を頑張るよ。ありがとう。俺はあなたとの出逢いをネガティヴなものには絶対にしたくなかった。絶対に俺は自分の心の闇に打ち勝つ。約束する。
おいおまえら、反撃の準備はできてるのか。おい冬月、シンジをエヴァに乗せろ。ついでに私もエヴァに乗る。だから冬月もエヴァに乗れ。みんなで乗ったら怖くないだろ。
俺は絶望的状況を何度も希望に変えてきた。こんな程度で死んでたまるか。俺は絶対に自分の広大な内面の闇を完全に消して、好きな人と共生したい。俺や他人の内面に存在するであろう「愛情」を死ぬ瞬間まで信じたい。病んでみてわかった。愛は、この世のどんな絶景よりも美しい感情だ。
◆
リアルな話をすると俺はまず、今間違いなく病気だ。病気というよりは人格障害だな。でも今は人格障害という呼び方は差別を連想させるという理由で臨床では全くしない。確かパーソナリティ障害だったかな。正式な呼び方としては。
ネガティヴな気持ちに心を覆われているが、俺はただ暗いだけの男ではなく、あの伝説の小説家、Unknownだ。絶望の中からほんの僅かな光を手にする天才だから、年が明けたらマジで精神科に頑張って通って、俺の心の闇と本当の意味で真剣に向き合い、境界性パーソナリティ障害をマジで根気強く治療する。絶対また笑って生きる。
メンタルを病んでる奴らにとって、「他人との共生」を選ぶか「自分1人だけの孤独」を選ぶかは永遠のテーマだと確信している。
俺は死ぬまで孤独な男として暮らす覚悟もあるけど、だけど、本当は笑い合いながら、他人と楽しく生きてみたかった。好きな人と愛し合いながら生きる生活に死ぬほど憧れていた。好きな女の子から自分の本名を下の名前で呼ばれることに憧れていた。子供の頃から俺ずっと泣いてたから、せめて大人になったら笑って生きてみたかった。誰かと2人で笑って居酒屋で酒を飲んでみたかった。2人でカラオケ行きたかった。2人でくだらないこと言い合いながら散歩してみたかった。綺麗な景色を見て、2人で同時に「綺麗だねー」って言い合って感動してみたかった。
そういう些細で穏やかな普通の生活が、俺が本当に願う自分の夢だった。
別に不幸自慢をするつもりはないけど、幼少期から親父にぶん殴られて怒鳴られて育てられた。別にそれ自体はどうでも良かった。昭和世代なら、よくある事だし。だけど、親父が暴力を俺に始めると、いつも母がサッと逃げて見て見ぬフリをしたのが1番辛かった。そしてもっと辛かったのは、俺が父親からの暴力を受け終わって、暗い部屋で1人で泣いてると、後ろから母がいつもの声のトーンで「早くお風呂入っちゃいな」って言ってきたこと。
何気ない事かもしれない。だけど、その時、俺の中で確実に何かがぶっ壊れてしまった。
母を素直を愛せなくなった。俺が期待してたのは、「早くお風呂入っちゃいな」じゃなくて、寄り添ってくれる言葉だけだった。「何もできなくてごめんね」って、ただ一言だけ、そう伝えてほしかった。
「僕の悲しい気持ちより、さっさと寝たい気持ちの方がママにとって大きいことなんだ」
と思ってしまった。
母親とか、女の人を信じたい気持ちが消えた。
だけど、やっぱり1人が寂しい。好きな人ができたら、めっちゃ大切にしたいと思ったし、実際、途中までは大切にできていた。
なのに、またしても俺は他人を傷付けた。今、2人とも好きな恋愛の曲を聴いているが、めっちゃ涙が流れて止まらない。元々俺は自分の存在自体が大嫌いだったけど、大好きな人を泣かせるような愚かな言動をしてしまい、本当にもう自分のことが大嫌いになった。
俺はもう誰からも愛されないと思ってしまった。買い物に出掛けて、流れる川を見ながら「水は悩みがなくて羨ましいなあ。あ、死ぬかー」と思ってしまった。
だけど、死ぬ予定は全くないから、大丈夫。俺、精神医学の知識だけは無駄に豊富だし、自殺がアウトな理由だって理論的に答えられる。
末期がんで終末期医療に入っている患者さんは回復の見込みが1ミリも無い。だけど心の病は、何歳からでも治る可能性がある。だから、今が辛くても絶対に死なない。
だから、俺はこれから頑張って自分の心の本当の闇と向き合う。ちゃんと週一くらいで精神科にまた通う。
もうこんなに辛くて悲しい別れを2度と繰り返したくない。もう2度と誰も泣かせたくない。本当に自分のことが大嫌いでしょうがない。大好きな人を守りたいと思ってたのに勝手に嫉妬して攻撃しまくる愚かな自分を本当は今すぐにぶっ殺したい。
だけど、その子も含めて、読者みんな、俺のことが好きだって言ってくれたから、俺はまだ他人や自分や世界に希望を持ち続けて、死ぬまで生きたい。
その為に、ちゃんと自分を理解して、主治医に初めて俺の人生の苦しみの全てを打ち明けて、自分の心を健康にしたい。今はそれだけ
終わり
絶望の中からほんの僅かに差し込む希望の光を探したい 【仲良く共生vs死ぬまで孤独】 〜メンヘラ達の永遠の悩み〜 Unknown @ots16g
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