二人の出会い
俺はいつものアラームで起きれなかった
「なんで起こしてくんないんだよ〜!」
「何度も起こしたけど起きなかったのはあんたでしょ!」
俺は急ぎ洗面所にむかい、顔を洗う。
「朝ごはんは〜?」
「いらねえ!」
そして急いでカバンを手に取り学校に向かう
「行ってきます!!」
「気をつけてね!」
そして走って電車に乗り学校の最寄り駅まで電車に揺られる。
「次は〇〇駅〇〇駅お出口は右側です。」
そして学校の最寄り駅で降り校門に一目散にダッシュした。
「間に合った〜!」
「おはよう!」
友達から口々に挨拶をされる。
するとすぐにチャイムがなった
「あぶね〜。」
「珍しく遅いね」
「起きれなかった」
「www」
みんなで笑い合った。
しばらくしても先生が来ない。
「先生は?」
「少し遅くなるらしいよ」
そしてしばらくし先生が教室に来た。
そして、俺の隣も来た。
すると先生が話始めた
「みんな〜。よく聞いて。清太の隣に居る芹さんですが
少し事情があり筆談でのみの会話になります。協力お願いします」
ニュアンスではあるものそんな感じだった気がする。
そして1限の開始のチャイムかなった。
授業開始20分くらいは隣を見てもちゃんとメモを取っている様子が見られた。でも、この時間になって隣の子が何かソワソワしていた。
何かあったのかと聞きたいが普通の会話では行かない。
だから、小さいメモ用紙に大丈夫か?授業。みたいなことを書いて渡した。
そしたら、大丈夫です。と返ってきた。
良かったと内心安心していた。
授業が聞こえづらいなら俺は力になる。
最初は隣の席だからという理由で支えよう。
俺はそう決めた。
それを決心して、隣を見ると丁度その子もこっちを見ていた。
そして、小さくお辞儀をした。
この子は礼儀正しいことは知っていたがまさかここまでとは思っていなかった。
だから俺は最初びっくりした。だけど、それに応えずに居るのは俺としてはなんか嫌だった。
だから、俺は精一杯の笑顔とグッドサインできみのことを支えるよ!とアピールした。
少し困ったような顔を最初はしたけどすぐに表情は明るくなってニコッと笑い返してくれた。
その笑顔を見ると俺の顔も少しほぐれた。
そしてもう一度前に向き直り黒板に書かれた板書を写し問題をときこの時間は終わった。
なんだか、不思議な時間だと感じた。
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