雪は悪くない

雪は悪くない

　雪はキレイで降り始めると興奮する。それは昔から変わらない。

　(＊ﾟ∀ﾟ)=3　ひゃっはー♪

　変わったのは私だ。

　東北の12月、1月、2月、3月は雪と氷に閉ざされる。そして、雪は恐怖の対象となったのだ。

　私が暮らす場所は、雪国と言えば雪国だが豪雪地帯ではない。では何が恐怖なのか、それは

　( ・`д・´)寒さだ

　近年、地球温暖化により寒さが和らいできているが、ここにきたばかりの頃は最高気温が氷点下は当たり前、息を吸うと鼻毛が凍り、タオルを濡らして回せば凍る。はい、定番！　バナナで釘が打てます。

　((( 🍌(￣▽￣)かんかんかんかんかんかん

　で、そんな寒冷地あるある～( ｜∇｜)

　案内役は、ぼく　コンセントくん！

　ねーねー、車ってどうやって動くか知ってる？　前にブー！　🚗💨　後ろにブー！　ε=🚗　だよねー。教習所でもそれしか習わないよね。それがさ、寒冷地の車は横にも動くんだって。

　( ｜∇｜)なにもしなくてもスーッと動いちゃう　エコだよねー

＊出来事その１＊

　昔ね、雑木林に囲まれた細い道路(中央線のないよくある田舎道)での出来事なんだけど、信号待ちの列に並んでたら対向車が横滑りで向かって来たんだ。こっちは前後挟まれて動けないから見てるしかできないんだけど。ハンドルぐるんぐるん🌀する横向きの運転手さん、あ、ぶつかる！　の寸前でなぜか雑木林に突っ込んだ。

　( ｜∇｜)凄いテクニック！

＊出来事その２＊

　車は急には止まれない。冬場は絶対止まれない。なので、街の中は車も人も信号もあるから恐怖しかない。だから勤め先は田舎に限る！

　……ってことで山の中腹にある仕事場に行ってたんだ。もちろんそこへ行くには大きな道路もあるんだけど、大きな道路はトラックとか大きな車も多くてスリップ、巻き込みを考えたら死が直結、怖くて田舎の裏道を利用していたんだ。

　ある時その裏道が大渋滞。とはいえ田舎の一本道、近くに迂回する場所もないのでただ待っていると少し進む。待つと少し進む。これがいけない。進まなければ迂回出来るところで戻るのに、待つと進むんだ。

　( ｜∇｜)そしてハマる

　ついに山を登る坂に入ってしまった。行列は前後に長く出来上がっていった。この渋滞の先でスリップ事故が起きていることは予測がついた。でも進むということはイケるのだ✨それだけを信じて進んでいた。

　行列の先からオヤジが走ってきた。オヤジ、並ぶ車に声をかけている。自分の番になると「この先事故起きてるから通れない迂回しろ！」とのこと。

　( ｜∇｜)迂回、どこで？

　下の方の車は小さいけど迂回出来るところで戻っていった。山に登りかけている車もバックでそこまで降りて迂回するのだが、そのバックが問題だった。そこは田んぼの横の田舎道、あぜ道を大きくしたようなものだ。水捌けがいいように若干の傾斜がある、バックにした途端車が左に流れていくぞ。

　||||( ｜∇｜)

　左側、田んぼは眼下2.5mはあるんじゃないか？　何度かやってみるがやはり流れる。恐怖でバックに入れられない。そうこうしているとあのオヤジがやってきた。

「何してやがる、さっさと迂回しろ！」

「車が左に流れるんです💦」

「おめぇ、免許持ってんのか！！」

　散々怒鳴られたけどオヤジに運転代わってもらって事なきを得た。オヤジありがとう。あなたのおかげで今の私がいる。感謝しかない。だけど、今だから言う。

　( ｜∇｜)免許持ってるよ！　ばーか！

　だから雪は恐怖の対象なのだ。

　( ・∇・)え？　オヤジに文句言いたいだけだって？　その通ーーーーーーーーり！！