少年(2)

次の日、学校は休んだ。


どうしても、心の整理がつかなくて、諦めきれなくて、


お母さんたちも、俺のことを慰めてくれた。


「また出会いがあるよ」と言ってくれた


少しだけ、諦めがついた気がした。


 次の日はきちんと学校にいけた。これもお母さんたちのおかげだ。


彼女と目があった、ただ気まずくて思わず目をそらしてしまった。


心が少し痛かった。こんな気持ちになるなら告白しなければよかった、と少し思ってしまった。


昼休み、一人でご飯を食べた。


いつもなら彼女と一緒に食べてたけど、今日はどうしても整理がつかなくて、逃げるように階段に来てしまったんだ。


今日の弁当はいつもより味が薄かった気がした。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る