来たるべきホワイト社会

@takahirohorii12

第1話

ホワイト社会。岡田斗司夫氏がよく言うこの言葉が現代でどういう意味を持つのか思考の整理とともになにか残す。

まずホワイトとは善性の象徴である。その人の特性、行動、様々な属性が善であるかが問題となる。例えば他人に対して不利益でかつ名誉を貶めるような行動は善性とは相容れないこの逆の行動、例えば他人の名誉を増進するような行動や言動、心理的安定性を確保するような行動、未来につながるような行動、つなげようとする意図のある行動、そう見えるかどうかこういうのがホワイト社会におけるホワイトな行動である。おそらく経済学の仮設にある合理的期待に似ていると思われる。合理的に他者の成長を促進し、もって自己の価値を増進するような姿勢。不利益なことがあっても悪態などをつかず、淡々と人生を進める態度。

ホワイト社会はおそらくまっとうに純粋に努力を楽しむものには福音であるように見える。自己を内観し、自己の歪みを直視し、訂正し、未来に進もうとする。こういう陶冶された精神が歓迎される社会である。これだけ聞けばブッタやキリストが夢見た世界が眼の前にきつつあるような感さえある。

しかしどこの世界にも偽るものが存在する。これをどのように判定するのか、評価するのか、どのように隔離するのか、訂正するのか、課題かもしれない。例えば人を欺きながら性病を撒き散らし、社会のフリーライダーであることをなんとも思わないような存在。

データ民主主義とも関連があるように思う。秘匿計算とそれをもとにした機械学習による査定システム。センサーネットワーク。衛星による監視。まさに三次元の完成された監視システム。金の流れからどのような行動かどうか推定するシステム。理性の独裁を実装したかのような美しい体系。

こういうことが核になっていくと思う。だからこれらのことを次に成熟していこうと思う。

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