復刻版9「センチMENTALカレッジ!」~林音生 体験談講演会~
林音生(はやしねお)
【1】 講演冒頭
(舞台は「ハヤシ・センチMENTALカレッジ」の⼤講堂内。演壇上には、林⾳⽣(ねお)と牧⼝和寿(かずとし)が⽴っており、それを学⽣の聴衆、約200名が注目している。まもなく、林と牧⼝による講演会が始まる……。)
【牧口】 学⽣のみなさん、こんにちは!
【学生たち】 こんにちは!!!
【牧口】 みなさん、ようこそお集まりくださいました。短い間ではございますが、私、牧⼝和寿と、となりにおられます、偉⼤なる林⾳⽣先⽣のことを、よろしくお願いいたします。
さて、今⽇のメインは、あくまで林先⽣の⽅でしてね。私は、ただのインタビュアーとして、ここにいさせていただいているわけです。
そして、今⽇のテーマは、林先⽣のこれまでのご⼈⽣の総括とも⾔えます、そのご体験談をお話しいただきます。
みなさんは、すでに林先⽣のことは、よくご勉強されていることと思いますが、総復習という意味合いも込めまして、あらためて先⽣ご本⼈のお⼝から、その波乱万丈のご体験を、語っていただこうというわけでございます。
それでは、お時間も限られておりますので、早速、お話の⽅に参りましょうか。
林先⽣、よろしくお願いします。
【林】 よろしくお願いします。
【牧口】 それでは、まず、林先⽣のプロフィールを、簡単にご紹介させていただきます。
林⾳⽣先⽣、御年(おんとし)50歳は、22歳の時に「うつ病」を患われ、以来、苦悩と闘病の⽣活を送って来られました。⼊院経験も数多くおありで、それに伴い、職も転々として来られました。その後、ご病気は「双極性障害」へと転じ、想像を絶するような⼊院体験をされます。
退院後、段階を踏んで、徐々に復活を遂げられ、居酒屋さんでの2年間の就労を経験されました。その後は、「就労継続支援A型事業所」に数年通われ、その間に作家活動にお目ざめになります。
そして、いよいよ作家デビュー。その後、奥様とのご結婚を機にイタリアへと移住され、現在は、⽇本とイタリア、そして世界を股にかけながら、作家活動・啓発活動を継続しておられます。
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