第3章 初体験

日曜日に瑠華ちゃんが薬局に買い物に行きたいからって、RUKIを私達夫婦が預かった時に、

おっぱいが足りなくて泣き出したので、旦那が

「ママのおっぱい吸わせてみて〜」

と言うので、試しにやってみた。


RUKIは一生懸命、まるで吸盤のように、蛸のように吸うのだが、出ないのでギャーと怒り出した。


不思議な感覚だった。


まるで恋人に吸われるように、エクスタシーを感じた。

母性本能が擽られる。


因みにエクスタシーとは

「快感が最高潮に達して無我夢中の状態になること。 恍惚 (こうこつ) 。 忘我。」という意味。


夢の中でYOSHIKIを感じながら、何故かRUKIの天使の顔がチラつく。


妄想の世界に入り、私は自慰に陥いる。


YOSHIKIは赤ちゃんのまま、天使のまま素直に純粋に生きている。


それを音楽で奏で、心のままを表現している。

だから嘘がない。大人になりきれていない。

楽曲を書くのに、無理に大人になる必要もない。


純粋さを損ねてはいい楽曲は書けない。

そのままでいいんだ。

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