第1章 おっぱい

病院に着くとコロナの都合で付き添いは出来ないので、瑠華だけ院内に入って行った。


あとは、無事に生まれるのを待つだけ。

私は一旦家に帰った。


『生まれ来る あかごは ロックな男の子』


午後4時頃、瑠華ちゃんの旦那さんから無事に生まれた旨のLINEがあった。


瑠華ちゃんからも赤ちゃんと瑠華ママの写真が送られて来た。


しっかりママの胸の中で幸せそうな天使のお顔でねんねしていた。


これが全ての始まりです。


あとはひたすらママのおっぱいを貪り、しっこしてうんちして、その繰り返し。


お腹が空けば泣いて、お尻が気持ち悪いと泣いて、いっときもママから離れられない。


最初は看護師さんに授乳の仕方、オムツの仕方を教わるものの、オギャーと泣かれると、パニクったようだ。


ママのおっぱいが全ての原点。


生きるエネルギーも全ておっぱいのおかげ。


男たちが豊満なおっぱいを求めるのも無理はない。


そして、ママにとってもおっぱいを吸われる事で、エネルギーが漲ってくる。

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