ご返信くださってありがとうございます。(いいね!)
コメントといっても、小説のエピソードに書く応援コメントと、近況ノートに書くコメントは、仕様が異なるようだ。応援コメントに書き手が返信しようとすると、コメントにぶら下がる形で返信用のフォームが出てくる。返信を書いて投稿すると、相手に「返信来たよ」な通知が行くことになっている。
一方、近況ノートのコメントは、近況ノートの主も書き込んだ人も、同じ扱いである。返信用のぶら下がりフォームはない。返信を書いても、相手に「返信来たよ」な通知は行かない、というか、ない。まあ、近況ノートにはそこまでなくてもいいのかもしれない。
しかし、ミナキマサオは時々、不安になる。
Aさんの近況ノートにお邪魔して、コメントを書く。Aさんはたいてい、返信を書いてくださる。ミナキは時間をおいて、再度Aさんの近況ノートにお邪魔し、返信を拝見する。ありがとうございます。
……ハテ、Aさんからの返信を「見ましたよ」ということを、お伝えした方がいいのかどうか?
Aさんの立場からすると、ミナキがいつ返信を見に来るのか、まったくわからないわけだ。近況ノートのコメントへの返信は、通知が行くわけではないのだから。
一番確実なのは、Aさんがミナキの近況ノートに「返信書いたから見に来てね」と書き込むことだ。ミナキの近況ノートにコメントが増えた場合なら、ミナキに通知が届くから。
しかし、毎度それをやるのは大変だし、それならAさんが返信をミナキの近況ノートに直接書き込んでしまう方が話が早いということになる。そもそもそんなやりとりを見たことはあまりない。あるとしたら、たとえば連絡伝達事項とか、討論しているとか、確実に相手に読んでほしい場合くらいだろう。
……近況ノートをぐるりと見渡して気がついた。「いいね」ボタンだ。私はこれを「読んだよ」という意味合いで押している。署名付きだ。これを活用するしかあるまい。
私は、Aさんの近況ノートにコメントを書き込むとき、投稿はしても「いいね」は押し忘れることが多い。あえてそのままにしておき、しばらくしてAさんの近況ノートを再訪して、書いてくださった返信を拝見したら「いいね」を押すのだ。これならきっとAさんに、ミナキが返信を拝見したことが伝わるはず。おお、名案だ。かくしてミナキマサオはしばらく、それ方式で近況ノートにお邪魔してみることにした。
しかし、しばらくして、別の不安が頭をよぎったのである。
これって――Aさんに、「返信を催促している」と思われないだろうか?
いや、わかっている。たぶん考えすぎなのだ。そんな気はしてきている。考えすぎてループになって出られなくなるのは得意技だ。
そもそも逆の立場になったとき、ミナキはそこまで考えていないと思う。
Bさんがミナキマサオの近況ノートにコメントを書く。ミナキは返信を書く。……Bさんがいつ見に来てくださるかと、そわそわしたことがあっただろうか? BさんにはBさんのペースがあるのだし、もしかしたらミナキの近況ノートにコメントを書いたことをもう忘れているかもしれない。それならそれで別にいいじゃないか?
……自己矛盾が露呈した。ほらほら、やっぱり考えすぎだ。もうちょっと気楽にした方がよくはないか? ……ハイ。
ちなみに、いただいた返信を拝見したら「いいね」を押す方式は、結局自分がコメントを書くタイミングで「いいね」を押しちゃったりして、自分で守れていない。意味なーし。
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