いかり

「お前の言う事はどこにも通用しない。踊りを楽しむことしかできない」

よさこいマニアはいう。

踊りを楽しむことへの服従、陶酔への誘い。


しかし、分析していくとわかる。

彼らの中心に、よさこい踊りがトーテムになって、彼らの頭の中にニョキッと生えている。


それが共感のシンボルと化している。

彼らは無自覚だ。


踊りは祭りを境にして、毎年変化してる。

その都度、練習しては陶酔して、色めき立つ。


入れ替わる瞬間、彼らは悲観的!ニヒルな感情を味わう。それをへし折れば、へたる事を知らない。


なぜなら、よさこい踊りの悦楽と栄光を永遠としか考えていないから。

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