よさこいマニアへの怒り

@sakanatus1

第1話

よさこいマニアへの反発

「楽しくないなら、踊るな」

よさこいマニアが言い出す。

「楽しめばいいんだよ!」

私は聞くが、曖昧なことしか、マニアは言わない。

にわか?

「よさこい踊りなんかは、笑顔で楽しめばいいんだよ! 君以外はみんな楽しんでいる」

まわり?

確かにみんなは楽しんでいる。

よく見たら?陶酔して熱狂している。

「楽しいよ! どうして楽しめない?」

熱狂している一人の女は言い出す。

ヒステリックだ。

「どうして、そんなに楽しいか理解できないからだよ」

「自分らしく、楽しめば?」

「それが理解できないんだよ」

「なら、どうしているの?」

「やめようとしたら、君が逆ギレして留まってるだけだ」

マニアの女は怒りだす。

「どうして! みんなか楽しいのに、何でそういうの?」

支離滅裂に行ける女。

マニアは呆然としてる。

「楽しもうとしたよ。その上で、個性だの、異文化礼讃だの言うから、それを出したら飼い殺してきたじゃないか?」

私は、反発した。

「は? 関心ないからよ。言ってる事難しいし」

「そうだ そうだ」

マニアとマニアの女はうなづく。


「じゃ個性は? そんなんなら、言わなきゃいいの   に。リーダーの個性だけ際立つ。おかげでこちらは、楽しくもない。得意なことを否定されて、踊りでダメ出しされて。仕事でもない。」

「その言い方は、仲良しごっこだ!」

「仲良しごっこ? 給料払われてもないのにね。

ストレスのままだ。何かしらの役割公募して、担おうとしたら横槍されて、それでも楽しもう? アホだろ?」

「だから、楽しめばいいじゃない」

「それが、わからないから言ってんだろうが!ふざけんなよ!」

私は怒鳴る。怒る。やってられないから。

「何をしてもダメ出し、横槍だ。それで仲間? アホだろ? 従ってきてこれだ。だから沖縄なんだろ。」

沖縄でよさこい踊りを高知から輸入している団体の話。

「お前らは、俺を一話で歩的とかいうが、お前らも同じだ。踊りの価値を一方に押しつけて、宣伝してるだけだ。お互い様だろ?」

「そ、それは…」

マニアは黙り込む。

「なら言う、お前だって、選挙になると宗◯教団体の仲間が立候補すると、電話やメールで勧誘してくるでないか、これだって同じだ! どこが違う?」

マニアは黙る。

「人のやることを、役に立たないだの、自己満足だの、お前らだって、それを横目によさこい踊りの賛美、陶酔、与え主を賛美している。それだって自己満足だろ? 自分たちの敷居を高くして、威張ってるだけだ!」

「ううう」

マニアは更に黙る。

マニアの女も話に入ってこれなくなった。


話は終わりそうもない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る