基本的に文章は全て手紙です。手紙だけで物語が進んで行くんです!まるで詩の様にも感じられるお話、どうぞご期待ください。
手紙のやりとりで進んでいきますが話が面白くて引き込まれます。このさき主人公がどうなるのか気になります!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(85文字)
まずあなたはページを捲り、目に飛び込んできた文字列に驚きことでしょう。それはさながら『アルジャーノンに花束を』を思い起こさせます。そこから少しずつ、少しずつ主人公の人となりが顕になっていきます。異世界に飛ばされてしまった。そこでニホンゴって通じるの?そんな基本的な疑問に立ち返る作品です。言語を学ぶのと同時に、その世界に少しずつ溶け込み、文化や歴史的背景についても紐解かれていく。個人的にとても好きな小説です!!続きが楽しみです✨
そのまま世界や行動を描写するのではなくあえて「手紙」という手段を取ることで、どういう事があったのか、またどういう状況下にあるのかという描写をわかりやすく、自分が手紙の受け取り手の様な臨場感で読み進める事が出来ます。二人のやり取りから徐々に分かっていく世界観も実に特徴的です。こんごも続きが気になる作品です。