七蹴 トリリオンゲーム
平の下の名前は
京崩。
平京崩という。
牛尾中学校
FW シノブ 平
MF サクマヒメ
DF 七瀬 羽葉堂
GK
鯨田中学校
FW シノヴ 楔
MF ベビータ
DF
GK ユーハバッハ
「来たな、最強の助っ人が」
にやりと笑う阿部寛貴が示すそれに、猪野継子は驚愕する。
「俺は楔宇一。世界一のストライカーになるのは俺だ‼」
「な、何いいいいいい⁉」
楔の堂々とした発言に、ベビータは動揺するばかりだ。
「世界一になるのはこの俺様だああああああああああああああ‼」
「吠えてろよ野菜の王子様。耕してろよ栽培マンでもよ」
「な、何いいいいいいいい⁉ 野菜だとおおおおおおおおおお⁉」
ベビータは自身が野菜という自覚はない。まあ野菜ではないのだが。
「一人でイってろ。べ自慰タさんよ」
「何いいいいいい⁉ 下品な野郎だぜ……」
ベビータは王子だから上品なのだ。顔を赤くしてそっぽを向いてしまう。
「見せてみろよプリンス。お前のエゴータをよ」
「え、エゴいことを言いやがるぜ……」
「世界一になるのは俺だ‼」
「いや、世界一は俺様だ‼」
「殺し合おうぜ、プリンス」
「ぶっ殺す……‼」
ベビータがやたらにボールを繰り出すが、楔くんは全部ダイレクトでシュートしてしまう。
「こんなもんかよプリンス。一人でイってろ」
「何いいいいいいいいいいいい⁉ 舐めやがって‼ これならどうだ‼」
ベビータは最高最強のギャリック砲を、楔の前へ撃ち込むが、楔はそのダイレクト技術で見事ゴールを決めた。
「分かったろベビータ。これが連動だ。俺とお前の攻撃ラインなら、確実に点を稼げる。理論上、俺達は負けることはない。世界一になれる」
「ああ、俺達のワガママは世界一だ」
こうして楔とベビータの世界一ワガママなトリリオンゲームが始まる。一兆点を取って戦闘力一兆を達成するという。そしてドクターストーンのファイナルシーズンも始まるため、楔とベビータと稲垣のテンションは留まることなくアガり続けるのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます