私が救世のワンドだとか何の冗談? マジ勘弁して!
せんのあすむ
なんじゃこりゃ~~~~~!!
「我ら女神リアーナの敬虔なる信徒、ここに女神リアーナの奇跡を強く願います。どうか我らの祈りを聞き届け、ここに救世のワンドをもたらし給え」
荘厳な造りの大広間と思しき場所で、ローブを纏った神官と思しき者たちが大広間の真ん中に記された円形の文様に向かって手をかざし、どうやら何らかの力を注いでいた。それはただのポーズではなく、実際に取り囲んだ者たちの手から淡い光の帯のようなものが伸びているのが分かる。それだけでもうここが異なる
そして、彼らの祈りと注がれる力が最高潮に達したと思われたその瞬間、
「な……なんじゃこりゃ~~~~~!!」
その場には似つかわしくない素っ頓狂な声が響いたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます